★ゆみたにの最近は、こんなもんです★
2001年10月17日(水) |
よかとこ九州ロマンと情緒の西九州5日間その3 |
10月17日は、朝食の話の前にホテルのお部屋の話。この日泊まった「ホテルJALシティ長崎」は、ごくごく普通のビジネスホテルです。玄関にドアマンもポーターもいませんし、部屋へも、各自で行くと言うタイプのホテルです。でも、お部屋は前日の「ホテル日航ハウステンボス」よりも広かったです。カウチもありましたし。同じJAL系列って事で、備品とか、似ているのがなんとなく不思議な感じがしました。ビジネスホテルとしては、なかなか良いホテルでしたよ。
この日の朝食は、同じところで、「洋食ですか?和食ですか?」と訊かれて、どちらかを選びました。で、ワタクシは洋食、ダンナは和食です。洋食は、ベーコンとスクランブルエッグ(これは、薄いトーストの上にのっていました。)サラダと、ロールパンと、オレンジジュース、コーヒーです。和食の方は、塩鮭と、海苔と、漬物と、小鉢に煮物(ワタクシ食べておりませんので、具体的な料理名はわかりません、すみません)ご飯に、味噌汁です。前日のメニューに比べるとちょと、寂しいですけど、味はおいしかったです。 お部屋はこちらのホテル、食事は前日のホテル、って事で、どちらのホテルも満足度は同じくらい、です。
実はこの日は、台風21号の影響で、九州地方全域に大雨警報やら注意報やら、どっさり出てまして、長崎も朝から土砂降りでした。どう見たってどう考えたって、「観光は無し」だよなぁ、って感じ。ホテルのフロントから電話が来て、「バスが来てます」と言う事なので、急いでロビーへ降りて行ってみると、前日に引き続き、お客さんは、ワタクシとダンナの二人っきり。バスは皆さまも知ってらっしゃると思いますが、「JAL STORY」の赤い大きなバス。運転手さんとガイドさん付き。なんだか、「えぇ〜、いいのかな〜???」です。このガイドさんが、長崎の歴史とか地名の由来とか、「長崎で電車と言えばJRの事ではなくて、チンチン電車のことだ」とか、とにかくいっぱいお話してくれるのですが、聴衆はダンナとワタクシの二人だけ、しかもウチのダンナはあんまり歴史に興味が無い上、興味の無い事はほとんど耳を通りぬけてしまう、という人なので、聞いているのはほぼ、ワタクシ一人。あぁ、とっても、もったいないなぁ。 でも、九州って、ほんと歴史があってすごいですね。すごく古いところでは縄文とか、弥生とか、大和朝廷の時代とか。地名の由来なんて言ったら、神代の時代ですもんね。ちょっと歴史というと、400年前とかなんですよね〜。北海道なんか、「すごく歴史ある」とか言ったって、せいぜい100年とか200年ですもん。驚いちゃったです。
本日の最初の見学地は、雲仙、平成新山です。お天気が良ければ、展望台まで登って(山の上)平成新山を間近に見られるんだそうですが、なんせ土砂降り。山の上に行ったって「な〜んも、見えんでしょう」って事で、ふもとにある「土石流被災家屋保存公園」という所へ行きました。これは、土石流に埋まった家屋をそのまま保存(一部には屋根をかけて、風化しないように)している、いう所で、地面から屋根だけが見えています。しかも、土石流が流れた後はそこだけ高くなっているので、「ここは流れた所、ここは無事だった所」と言うのが一目瞭然。あの、噴火の時の火砕流と土石流のニュースはほんとに恐ろしかった、と言う事が思い出されます。 ここは、道の駅の一部で、お土産やさんとかもあるのですが、「売上の一部は雲仙地区復興のために寄付されます」とか、なんとか大々的に宣伝してもらわないと、とてもみやげ物を買おうって気にはなれないな。ワタクシが見落としただけかもしれませんが、そんな事は何も言って無かったような・・・。 ほんとに雲で何も見えなかった平成新山ですが、そこを出る時、ちょこっとだけ、雲の間からその溶岩ドームを見ることができました。雨風はザァザァだし、被災地だし、気分も何もまっくら・・・でございました。(でも、修学旅行生は台風にもかかわらず、たくさん来てました。修学旅行では、こういうところへ行かなくては、ですよね)
この後、島原半島を横切って、島原港へ行き、そこからフェリーで熊本港へ。そのフェリーの発着所で、お弁当を買って、フェリーの中で食べたのが、本日の昼食。ま、何の変哲もないフツーのコンビニ弁当、という事で写真は無し。温められるとよかったんですが、ちょっと冷えてて、残念。 強風だったので、揺れるんじゃないか、と心配でしたが、さすが内海。さほどではありませんでした。でも、接岸は難しかったらしく、「熊本港へ到着です」と言った後、かれこれ15分ぐらいも船の上で上陸を待ってしましました。最初の日は「高速船」昨日は「ハウステンボス内のカナル・クルーズ」本日は、「フェリー」とこれで、3日連続船に乗っております。
旅程表では、阿蘇山の噴火口へ行く予定でしたが、こんな足元が良く見えないような天気の時は、火口へ登るのは禁止、という事で、「火山博物館」の見学です。マルチスクリーン(スクリーンが三つ並んでいて、パノラマ状に見えるスクリーン)で観る阿蘇の外輪山と、高岳(噴火しているのはこの山だけだそうです)はなかなか迫力で、すごかったんですが、やっぱり「ほんまもん」が観たいですよね〜。スクリーンで観るならわざわざそこまで行く必要(このような映像はここで無ければ見られないんでしょうが)無いような・・・。どうしても寂しい、と思わないではいられなかったです。だって、ほんとにまっ白で、なんっにも見えないんですもん。(そんなわけで写真も無し)
そんなこんなで、ほとんど観光らしい観光もできませんでしたもんで、旅程表では17時項ホテルに到着の予定だったのですが、ホテルに着いたのは、なんと15時でした。でも、こんな日はあちこち歩き回るより、温泉にのんびりつかりたいよね〜って感じでしたので、これは「怪我の功名」ってヤツかな? 当然ながら、どの団体さんもお着きになってはいらっしゃいませんでしたので、ひっろ〜いおふろに、ほとんど一人っきりで、の〜んびりつからせていただきました。いや、これは満足、満足。
で、本日の夕食、です。ここは、普通の温泉旅館ホテル(部屋も和室なのだ!!)と言う事で、本日は唯一ツアーに夕食が付いている日です。この夕食が、まぁ、豪華版。と〜っても食べきれない!って思いましたけど、根性がそもそも卑しいので、結局全部食べてしまいました。もぉ〜う、ほんっと、おなかいっぱい。 特筆すべきなのは、黄色いおわんの左に写っている、「馬刺し」でしょう。実はワタクシ、「馬刺し」は初めて食べました。「おうまさん」を食べるなんてね〜。肉はあっさりしていて、牛肉や、ラム肉のような臭みもないし、油っぽくもなく、柔らかくておいしかったでした。でも、ちょっとしょうゆが独特。(たまりしょうゆとか言うヤツ?)ちょっとどろっとしていて、独特の味がある。しょうゆの味が濃厚すぎて、肉そのものはどんな味なんだか、よくわかりませんでした。 真中の黄色いおわんは、写真を撮る時、蓋を取るのを忘れてしまったのですが、薄味の、煮物でした。おいしかったです。一番手前の真中の先付けは、割と甘いものが多かったかな?ワタクシとしてはもうちょっと酒のつまみになる方が・・・ この写真に入りきらなかったのですが、牛肉のステーキ(一口大のが三切れと野菜少々)焼き魚に、茹でたえび、茶碗蒸に、お吸い物、ご飯と、小さいお蕎麦が付いてます。さすがに蕎麦は食べきれなかったです。
おなかいっぱいで、酔っ払って、疲れてこの日はバタンキューです。テレビを付けたまま寝てしまいました。
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