speak like a...child

 

 

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The EGG and U - 2002年10月31日(木)

弦を張り替えてしばらく興じていたら寝たのは4時過ぎで、
当然のように寝坊した。起きたのは11時だったろうか。
日中の予定を後回しにしてとりあえず押入から冬物を出してきた。
コート類をハンガーに掛けて床にホットカーペットを敷いた。
今日は天気がいい。窓を開けて作業できるなんて久々だ。

膨大な量の書類は依然として片付かず、机、テーブル、至る所に山積している。
明日こそは出歩きたかったがあいにくの雨だと言うし、
これらの整理に充てようかと思う。

シーズン始めなのでカーペットを最大にしたまま学校に行ってきた。
12月発売のCDを3枚予約して、4限上がりの友人を捕まえて一服。

「元気ないね。」

不意に言われて驚いた。

端から見るとそう見えるのだろうか。
確かに悩み事はいくつか抱えているとは言っても、
自分としては普段通りのつもりだっただけに動揺もまた大きい。

だいたい、人から心配されるということに慣れていない。
どちらかというと世話焼きな質だし、
自分のことはたいがい自分で解決してしまうからだ。

−貴方のそれがすごく寂しい。−

そう言われたこともあった。
あのころの自分とはだいぶ変わったし
今じゃ親しい相手になら弱さを晒すことも厭わない。

しかし、口をついて出る言葉はときに裏腹で、
反射行動には昔の名残が色濃く現れてしまう。

「そう? なんともないよ。こんなもんだよ。」

言葉の多さが欺瞞と動揺を象徴する。
おそらく君は気付いている。




BGM : 『至上の愛』 / John Coltrane



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