He scares me... - 2002年09月06日(金) 映画は好きで、ビデオを借りて観るよりは映画館で観た方が 絶対おもしろいと思うのだが、映画を観て泣くことは滅多にない。 一方で、漫画を読んでいて泣いてしまうことがたまにある。 俳優が感情の全てを演じ、時間の進み方が決められている映画に対し、 コマ送りで描写する漫画は自由度が高く、想像力をかき立てられるからだろうか。 というわけで、今日は僕が泣いた漫画の紹介。 【うしおととら / 藤田和日郎】 久々に読みたくなって今将に全巻揃えんとす、といったところ。 これは人間と妖怪の交流を通した生命賛歌、 生きることの尊さ、素晴らしさを説いた作品だと思う。 この作品を読んでいると、全編を通して泣いてしまう。 基本的に冒険物に弱い。主人公が若くて活力に溢れ、 未来へ大きな可能性を秘めていればなおさらのことだ。 ちなみに時逆(ときさか)、時順(ときじゅん)というのは この話に出てくる時空を自在に往来する妖怪のこと。 【昴 / 曽田正人】 曽田正人の作品を読むと精神的な描写にいつも揺さぶられてしまう。 流線の生み出す質感やスピード感が訴えかけるものがあって、 読んでいてゾッとする瞬間がたびたびやってくる。 序盤のすばるが幼少期の話で双子の弟の病室で踊るシーン、 僕は抑え難い激情に襲われる。 【彼氏彼女の事情 / 津田雅美】 学園モノの少女漫画なのだが、精神面での展開がおもしろい。 泣いてしまうのは5巻後半からの雪野の両親のサイドストーリー。 今日は「うしおととら」を3冊と「イエスタデイをうたって」を3冊買ってきた。 後者はほとんど衝動買いなのだが、予想通りはまってしまった。 今の自分は弱いので何にでもつけ込まれてしまうのかもしれないけど。 今も色褪せないあたりはサスガ。
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