ふうこの日記
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2003年11月24日(月) |
ラストサムライ (ネタバレなし) |
先々行レイトショーで12月6日公開のラストサムライを見てきました。 言葉ではうまく現せないぐらい感動しました。 私が今までに見た映画の中でベスト3に入ります。 心が震えて泣きました。 悲しいとかじゃなく日本人としてのプライドの部分を突かれて泣きました。
まず、ここまで日本文化を完璧に正確に映像化したものを見たのは初めて。 まるで日本人が作った映画のように日本人の心まで映像であらわせていることに感動した。 これを作ったのがアメリカ人たちでアメリカ映画なのは奇跡のように思えます。 奇跡!
戦争映画はたくさんあります。ベトナム戦争。南北戦争。第二次世界大戦・・など。 そんな戦争ものを洋画で見てるとどこかわからない部分があったりする。 それは映画全体の5%だったり10%だったりするのだがが必ず理解できない部分がある。 それは戦争当事国の持ってる文化や築きあげてきた歴史だったりするんだろう。 ドイツのナチの事も頭ではわかっていてもどこか醒めてるところがあるのは否めない。 でもこの映画でわからない部分はない。 主演のトムクルーズの気持ちも日本人だ。
映画全般にある「日本への敬意と尊敬」「日本人としての魂」には心打たれます。 感動、感動。 私はアメリカに約3年住んだが 「アメリカ人が日本人を理解する事は無理!!」だと思い続けていた。 この映画をみるまでは・・・。今日から改めます。 「理解できる人たちもいるんだ」
これが邦画じゃなくて巨額の制作費(約300億円)をかけて作ったハリウッド映画でよかった。 初めて歪んでいない日本を世界に映像として届けることが出来るんだもん。
心配はただ一つ。ここまで日本を理解しつくした映画が世界で受け入れ られるのか?日本人は理解できても日本に興味のない普通のアメリカ人に この映画は理解できるのか?ちょい心配。
トムクルーズが何回も日本に来て宣伝しているのは日本の興行に賭けているのか? そんなことまで思ってしまいます(笑)
共演の渡辺謙も主演のトムクルーズに負けてませんよ。互角に張り合ってます。 いや互角どころか食ってる。すさまじいオーラを放ってる。 真田広之や小雪もすごくいい。日本映画界きっての「斬られ役」の福本清三さんも。 邦画では考えられないぐらいスケールの大きい演技。
見て終わった今も信じられない。この映画がアメリカ映画なんて・・・。 ハリウッド万歳!万歳!! 私もまた来週見に行こう〜。先行レイトショーがあるんだ〜。
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