Stage Diary
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Yoshimi.Aが観た舞台の感想です。
レポートではなく感想だけを載せてたりすることが多いかも…。(^-^;


2004年12月17日(金) 『レ・ミゼラブル』 in コンサート

2日目は祐一郎ヴァルジャ〜ン。綜馬ジャベール。今アンジョルラス〜。うまうまとろっくりばーの手の中で転がされているかのようなキャスティングだと思います。
…喜んで転がされてる自分がいます。
そして、それでもいいと思ってる自分がいます。
ふっ…病は深い。結婚詐欺に合うタイプってこんなタイプなんだろうな…と思ったり。(苦笑)
それを思うと劇場に来ていれば詐欺に会うヒマも無いから安全なのか…。(><;

この日はそういう同類項が一際多いからなのか、相変わらず民族大移動が行なわれているかのようなちらほらと見覚えのある方が…。
しかし、石井さんの日と比べると平均年齢が10は違うかな…と思います。
帝劇の地下を歩けなくなると困るのでどちらが上とは言いませんが…。<色気より食い気なので、地下へはお食事に行くだけで入り待ちとかはしてないですよ…?ぼけっとしてるのでいつもそういうことを忘れちゃうんですよね…。偶然に近くで監督にばったり会ったり、美味しく食事してたらどこかで見たことあるような方達がごくごく近くで食べてらしたことはありますが。(^−^;

で、この日…途轍もなく馬鹿なことをしてました。
2階席だった為にやはり、前日と比べると寂しさは拭えず…いつも使わないオペラグラスを持っていったまでは良かったのですが、昨日より大きく見えるかな…などと思いつつ、オペラグラスで本人ではなく、スクリーンに映し出された姿を見るという暴挙に出てました。
大きかったですよ(笑)。
そしてもうひとつ、今度は本人の方で祐一郎さんと綜馬さんをオペラグラスで見える範囲で2ショットにしたかったのに、画面にはまりきらなかったので、体を少し後ろへ倒して少しでも画面に収めようとしてみたり。
近くにいた方には変な奴だと思われたかもしれません。(T―T)
しかし、私のオペラグラスは梅コマで買った何の変哲もない物で、どこかのお金持ちのマダムのように高価なデジカメ付ではありません。(^^)最近は眼鏡にカメラが装着されている方もいますし、私のところにもそういうセールスメールがちらほらときたりしてます。
30万画素クラスのクセに6万前後というお値段ですし、それはマナーに反するので買いませんが。こういう感想を公開してるとそこまでしたいほど好きなんだろうと判断されるのでしょうか…?でも、私はそんなものは要らないからね?
写真を見るより生のがいいです。
劇場関係者に、テクノロジーとは先ず悪いことにこそ有効に使用されるものなのでこういう情報チェックもした方がいいと思います…と言っておきたいです。

で、最初の一音から胸が高鳴る(笑)のが『レ・ミ…』の魅力ですが、やはりキャストも重要で、拘りたくって…私の中でヴァルジャンといえば先ずこの人なんですよね…って思わず言ってしまうくらいに一番好き…というか、他の人とは別格。
私が『レ・ミ…』と出会えたのは祐一郎さんのおかげです。

今回、コンサートという形のせいか、どうしても脳裏に今まで観た舞台がフラッシュバックしてきてしまうのですが、初めて観たときのヴァルジャンよりも回を重ねるごとにヴァルジャンらしくなってきている。
今思い返すと初演の時は何かに餓えているようなそんな焦燥感があって、それを2幕まで引きずっていたのに、今はそれがなくなってしまって全体的には安心して観れるのだが、どこかそれを寂しくも感じている。私は…司教館から逃げる時に銀器はおろか、パンまで根こそぎ盗んでいってた(笑)ハングリーなあの人が忘れられません。皆、同じようにやっているものだとばかり思っていたのに、滝田さんを観たときはしてなくて…吃驚したというのは今ではいい思い出ですが、出来ることなら、もう一度あのパンまでごっそり盗んでいったあの方にお会いしたいです。

しかし、今回はすごいものを観てしまった。
前日の感想で『今すぐミュージカルにー!』…なんて言ってましたが、いいです!もう少し大人しく待ってます!いくらバリケードが無くって寂しく思っても、だって、これはミュージカルじゃ観れません!
テナルディエからコゼットを引き取る場面でコゼットに触れようとしたテナルディエを思いきり突き飛ばし、そのままいつまでも床に転がったままでいた亜郎さんに…『いいかね、承知か』ではなく、『いいから起きてこい』って歌えるのは…祐一郎さんじゃなきゃ出来ないことです。
とても素晴らしい…。
ミュージカルのヴァルジャンは小説での諸々の活躍が省略されてるからそういう行間を見る思いだった。
…といえばあれですが、こういう時でなきゃ観れないものを楽しむのが観客というものなのです。

そして、綜馬さんとの掛け合い…相変わらず容赦ない。
色々なところの感想で他の人との時でも結構、思いっきり飛ばして歌っているように書かれているが、この組み合わせで聴くと、他の人との時はそれでも手加減していたのだということが知れる。
綜馬さんとの時は、本当に気持ちよさそうに思いっきり声を出しているから。そして、負けまいとヒートアップしてゆき、綜馬さんの方もそういう掛け合いがとても楽しそう…。
二人とも、歌える人だから相手によってはセーブしなければいけないのが物足りないらしいのか…思いっきり歌える時が嬉しいらしい…そんな表情。
私はこれが観たいが為に綜馬さんに帰ってきて欲しかった…。

次にはやはり、アンジョルラス…。アンサンブルの歌の時はきちっと背筋を伸ばして歌っていたのに、それが終わって歌わない時は足を組んだりとかしていて、他の人よりもリラックスしていたように…というか、そこで観客と同化していたようにも思う。でも、歌う時にはビシッと…そのギャップがいいよね。
でも、一言いわせてください…『アンジョルラスさん、お化粧が濃くありませんか?』(^^;
前日が坂本さんの素朴なアンジョルラスだっただけに…より濃い気がしました。
しかし、今ちゃんの場合は探すまでもないアンジョルラスでした。
決して身長の問題ではありません。

だって、今ちゃんは胸元に赤いリボンタイ(?)がある!

やっぱり、アンジョルラスは赤がなくちゃダメなんだよぉ〜!
坂本さんは…最初の登場からあとの出番の時と同じ…マリウスのような…っていうか、お揃いのタイ。
…探しちゃうのもしょうがないよって、自分を慰めてました。

さて、今ちゃんはもうジャベールなんですが、アンジョルラスの日ばかりを選んでいるのはやはり、もうこれからは観れないだろうと思うから。見納めのつもり…?(^^;

今ちゃんといえば思い出すのは最初に認識したのは、10周年公演の東京リターンズからアンサンブルで
参加していたということ。
プログラムのキャストを見て、四季にいた人だというのはすぐにわかったけど、どういう人かまでは印象に残っていなかったのに…それと知らずに『Drink With Me』の歌い出しでその歌声がいいな…と思って、でもその当時はアンサンブルの名前まではわからなかったから、幕間…っていうか、終幕後にキャスト板の前でレ・ミ…フリークらしき人を捕まえて「こういう衣装であの曲の時に歌い出してた役ってなんて役ですか?」って聞いたんですよね。その方は流石にフリークだけあって、すぐに役名をするっと教えてくださいました。<その節はありがとうございました。(その方がこれを読んでるとも思わないですけど)

それが今ちゃんを認識した最初でした。
それから、少ししたらろっくりばーに入ってくれたので『ラッキ〜!(*^^*)』とか思ったり(笑)。
そして、それだけにいまだにその『Drink With Me』が忘れられません。
優しくて、憂いがあって…だからこそ、その後の皆のハーモニーが力強さを増して、ABCカフェに混ざってみたいと思った…『Drink With Me』。

今思えば贅沢なアンサンブルでしたよね。
今ちゃんがフイイ、グランテールに戸井さん…いい時代だったせいで抜け出せなくなり、リピーターになり、今じゃ歌詞を殆ど覚えてしまってる…いつの間にかフリークの仲間入り…?(―_―;
でも、出来ることならアンジョルラスもいいけれど、もう1度あの曲が聴きたいです…。

本日もファンティーヌはマルシア…。
翌日もマルシアなので…キャストだけ見たらまるでマルシアのファンのよう(笑)。
でも、実際にはそれほどでもない。井料さんよりは気に入っている…という程度。
しかし、この人は…もう少し発声の練習の前に『発音』の練習をした方がいいと思う。

どうも最初に見たファンティーヌがほのかさんだったせいか、ファンティーヌってか弱い女というイメージがあるけれど…マルシア姉さんそのイメージをぶち壊し、ドスをきかせて歌ってくれてましたよ。
そこまで低音で歌わなくってもいいと思うのですよぉ…(ノ_;)
元々、ファンティーヌをやるにはキイが低めなので、これよりは『ジキル&ハイド』の時の娼婦の役をやっていた方が良かった。やっぱりイメージってものが先行してしまうからなんですが。
できれば、今度のシーズンが最後のファンティーヌであることを希望…ドスのきいたファンティーヌよりはあのとっても色っぽかった娼婦をまた見たいから(笑)。<鹿賀さんとのデュエットはどっきどきものでした。

そして、岡田マリウス。
やはり、思うことは『ロック〜!』<だから、手塚アニメが好きなんですよ。(^^;
歌はいいよね…歌は。
でも、何故かいつもぴこぴこと眉毛が動いてるのが気になる。
眉毛だけが演技の感情を裏切ってぴこぴこ…この人のマリウスにイマイチ夢中になれないのはこのせいだろうか。ぴこぴこ…バカにしてるわけではありませんぴこ…気になっちゃうだけですぴこ…
でも、ホントにあの声だけで(*^^*)なほど大好きですよぉ〜…。

それから、声で引っかかるのは亜郎テナルディエ。
あの役で、あのビジュアルの割には声だけが予想を裏切って端整(笑)。
きっと、目を瞑って聴けば、ああいうビジュアルだと思わない人が多いんだろうな…と思う。
イメージ的に違うと思うのです。
ああいう風に朗々と歌うのではなく、もっと汚い低音をきかせてはじめた方がテナルディエの担う狡猾さなどが上手く出せるような気がするのは私だけでしょうか…?

そんなこんなで連続で観てるのに全然飽きないどころかまだまだ観たいと思う…この深い病。
周囲からは呆れられていますが…自分でも『いっそ劇場に住み着きたい』と言ってるくらいですから、そして…夢だけでも見ようと宝くじを購入してるくらいですから。(^^;
当分この病が治る気配も、治す気もなさそうです。

因みに、その夢とは皆さんお分かりでしょうが、もちろん…『会社なんかとっとと辞めて帝劇近くに住みた〜い!』です。

…何事も夢を見ていられる間が一番楽しいですよね。(^‐^;


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