Stage Diary
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Yoshimi.Aが観た舞台の感想です。
レポートではなく感想だけを載せてたりすることが多いかも…。(^-^;


2004年05月04日(火) 『エリザベート』

GW合宿の〆はやはり、エリ〜ザベ〜ト!(笑)。
今シーズンは3月の観劇がアレでしたので、イマイチ気分は盛り上がらないのですが…それでも、曲は大好きです。
そして、あの方の歌声…。
まあ、その為に。(^^;

今回はファンクラブ席なので、コアなファンばかりが集まるお席でした(笑)。
リピーターばかりなので皆さん拍手のタイミングも弁えていらっしゃるし、手拍子が揃ってる(笑)。
2000人近い人が集う帝劇で数人の知り合いに会い、周囲を見渡してみれば…何処かで見たことあるような人が多かった。
やはり、GWだから民族大移動…。<自分も含めてムジナーズ
しかし、劇場の係員のお姉さんに何かを見つけたような顔で『こんにちは』って挨拶されるのは居たたまれないです。(。。;もしかして、覚えられているんですか…?
そ、そんなに行ってるわけではないと思うんだけど…やはり、特徴は大荷物だから?

で、2ヶ月ぶりのかの舞台は…やはり、初っ端の頃と比べちゃいけません。
がっちがちだったルドルフ君もそれなりになってきている。
しかし…やはり、歌うのと動くのに精一杯でそれだけに留まってる感じ。
いまだに舞台のバミってある箇所を確認して動いてましたよ。
もうちょっと+αのエッセンスと舞台で遊ぶことを覚えて欲しい。
まあ、タキシード仮面だった頃よりはいいんじゃないかと思うけど。

綜馬さぁ〜ん!…って叫びたいほど、あのお声が聞きたかったです。
やはり、このかたのフランツ・ヨーゼフの方が舞台が締まる。
『Boote in der Nacht』は他の人では聴きたくないほど好きな曲。
もう、別格扱いのあの方を除けば(笑)あの伸びやかな声がすごく好きなんだけど…コンサートも行けないし、『港町十三番地』も観に行けない寂しい夏になりそうです…。<しょぼしょぼ〜ん
相変わらず、冒頭の亡霊たちの登場で赤いライトに照らされてるのに、青白く光る瞳も素敵でしたが、久しぶりに観るとやはり、すっきりとしたその姿勢がいい!
最近は、舞台人でも一般人と変わらない姿勢の人が多いから…イマイチ舞台栄えしないと思うのです。

一路さんは…一路さんは…今回、すごいものを観てしまいました。
フランツ・ヨーゼフと姉のお見合いについていった場面でケーキの飾りのイチゴを落としてそれを給仕に取り上げられてしまうのですが…その時の恨めしそうな眼が…眼が…うちで飼ってた犬と同じ!(笑)
悪いことした訳ではないのに、こちらが酷いことをしている気にさせられてしまうあの眼…!
なかなか表現できるものではありません。
宝塚の女優さんたちって声が細すぎたり、演技が大袈裟すぎたりであまり好きな人も上手いと思う人もいないのですが…一路さんはその中でダントツ?(^^;
こういう細かなところまで感心させられてしまう人って少ないです。
それに16歳から50歳までの年齢の変遷が声とかでちゃんと出ているところがすごい。
若い時には高めの声で、歳を重ねるごとに段々低く…しかも、ごく自然にそれが為されるから、舞台という特殊な空間だということを除いても違和感ないです。

ただ、どうしても惜しいと思うのが…スライドなどでエリザベートの絵葉書を使ってる場面もありますが、これを一路さんの写真でやってくれたらな…と思う。
そういう拘りは『契約』がネックですか?

そして、やはりブランコから落ちるシーンは以前のものを推奨。

今シーズンにはいろいろと愚痴があるけれど、特にあの背景は萎える。
…などと思っていたら、やはり同じように思う人は多いらしい。
旧ヴァージョンに帰ってー!!
名古屋でもこれが続くかと思ったら…チケットは既に確保してある分あるけど、以前のような渇望する程観たいとは思えない。
ただ、あの方の歌声は心になくてはならない栄養なので、観に行きますが…今までより優先順位は下がるかも。

そして、今シーズン初めての山口トート閣下。
この為だけに民族大移動に乗っかりました(笑)…と答えても、強ち間違いではない。
そして、そう思う人も多いはず。
だが、その反面、それを『婆ぁ転がし』と呼ぶ口の悪い人もいるので…今年はあまり観に行かないでおこうと無駄な足掻きをしてみたり(笑)。<そういう抵抗を試みるあたり、自分にも老化の波がきてますな。
本日のトート閣下は何だか淡々と演じておられました。
共演者の方の感情の波がどうであろうとも引き摺られることなくマイペースに淡々。
綜馬さんといい、祐一郎さんといい、こういうところは大物なのですよ。
プロとして素晴らしいとは思います。
これで演技やダンスも素晴らしかったら無敵だったんでしょうけど、そういう欠けたところがあるからこそ、可能性を期待してこんなに夢中になってしまうのかもしれない。

相変わらずバズーカは健在で、ルドルフ君との声量の違いがありあり。
幕間に『もうちょっと手加減してあげればいいのに…』なんて言ってらっしゃる方もいらっしゃいましたが…寄る年波のせいなのか(失礼)、昔ほどじゃないですよ?
四季時代はもっと勢いがあって、またそれを気持ちよさそうに音を伸ばしてました。
その証拠に、綜馬さんとの掛け合いの時は容赦ないっていう表現がぴったりなくらい出してたりすることもあります。
せっかくの実力があっても一人だけ暴走するわけにはいかないのが舞台ってところですものね。
だからよくインタビューなんかで仰ってますよね…『舞台は総合芸術だから』って。
…とはいえ、昔に聴いたあのバズーカを懐かしくも思います。
コンサートとかディナーショーとかやって〜!!(>д<)

そして、最後に一番楽しいカーテンコール。
この時の役者さんたちの顔が一番好き。
別段、好きな役者さんではなくても、この時に全開の笑顔で目が合ったりするとすごく嬉しい。
そして、この日も3回目に幕が上がったときに我慢しきれずにスタンディングオベーションしてきました。(^^;
この日の舞台の出来は祐一郎さんだけでなく、どの人も淡々と役をこなしていたので、スタンディングするほどの盛り上がりには欠けたのですが、カーテンコールであの笑顔を見ていたら…我慢できませんでした。
1回目、2回目は心の中で『出来がね…するほどじゃないから』なんてうずうずする身体を押さえ込んでいましたが、3回目…『我慢できるかーっ!』ってばかりに立ってしまいました。
そういう方…私だけじゃなかったようです。<ほっ(^^;
舞台の出来はそこそこでも、ああいう笑顔にはスタンディングで応えたかったんですー!

カメラとかで撮影してる無粋な人を見かけると邪魔したくなりますが、あの笑顔を残しておきたい気持ちはわかる。
でも、それは舞台に対する最大のマナー違反だと思うので、私はやりません。
記憶の中に刻み付けておくだけにしてます。
最近は、眼鏡に小型カメラがついてる人もいたりして、とってもいや〜な気持ちになります。

東宝もちゃんとこういう機器のことをリサーチして、こういう無粋な人を積極的に取り締まってくれればいいのに。
まあ、少数の盗人を取り締まるより、大勢の善良な人の邪魔をしないことのが大切なんだろうけど。


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