:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
触れる 深く 深く 一番深くまで触れる 離れるのが惜しい程に深く 深く 握った手の平がやけに温かくて 一瞬の錯覚が起きる だけど 凡ては流れのままに 身体を委ねて いく 背中を這う唇 あなたの髪に鼻を押し付けて その中に陶酔 白濁しそうな意識に あなたの声が現実に引き戻す 深く 深く 一番深くまで触れた それだけで 様々なことは散り散りになり 最早 わたしは意識になっている その瞬間だけは 確かに 何かを手の中に 収めている 凡ては 流れのままに 触れて 揺れて 触れて 一番深いところに 届く
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