『スウィート・バイエル』
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モクジ 今ヨリ、カコへ 今ヨリ、ミライヘ


2006年01月05日(木) 男友達と会う -1-


 


昨夜、男友達と飲みデートをしました。
会うのは久々で、2年ぶり。
 
話を聞くのは面白かった。
最近私がふれあっていない「ビジネスの世界で生きている人」なので
とても話は興味深かったし、電機業界の話も面白かった。
どんどんでっかい仕事をして欲しいと思いながら
 
だけど。
 
仕事以外の人間関係や、彼の気持ちについての話になってくると
「?」となる部分が多くて。
 
私は、
女性同士というのは、自然と、基本姿勢が互いにそうなので
この場では省くとして……
こと近しい異性に於いては、私に辛い心情や悩みをポツリと話されたら
なんとかして精神的に助けたいと、いつも思ってる。
 
もちろん、生活も仕事も全く別々だから、何をどう相手を助ける
なんてできないのだけれど、
そのプラべートな関係だからこそ、出来る精神的援助というのものがあると思ってる。
 
かといって、何するわけでもないんだけど(笑)
だいたいは隣に居て話を聞いて、相手の話から
なるべく相手に同調するように自分をもっていって極力分かちあうようにしたあと
「ん……でも……大丈夫だよ〜」とヘラヘラするだけ。
 
こいつ、何へらへらしてるんだよ!ってムカツクかもしれないけど
でも私は、時々、無責任でいいから『大丈夫だよ〜』って誰かに言って欲しくなるのだ。
そんなの私だけかもしれないけど、でもそう言われ続けていると
なんか「あれ?そうなのかな」って思えるようになったりしちゃうような気がして。
 
話を聞いていて、一緒に凹むコトも大切だけど
ただ一緒に凹んで凹んで沈んだままでいても仕方ないじゃない。
それじゃ、なんにもならない。相手にとって癒す立場になれないもん。会話をしている意味がない。だから。
 
 
男友達と関係のある期間、私も極力それをやってきました。
  
  
今回の飲みデートでも
途中から、そんな感じになってくる。
2年のブランクをものともせず、私はすーっと自分の立場に戻る。
  
  
それはいいのだけど。
  
なんだよ!!
男友達……ネガティブ部分が、ええかっこしぃが
増長してるよ!(涙)
  
  
前からそうだったんだけど。
ええかっこしぃ的な、そう、言うならば
「クールに、世の中をナナメに見ている方がカッコイイ」
的な発言をするところ。
私は昔から、彼のそんなところを、ばっさばっさと切っていった。
「あのねぇ、そうじゃないでしょ。それじゃだめでしょ!」
3つ上の、確実に社会では私より立場が上の人を、叱る。
男友達はそれを聞いて、ニコッと笑う。
  
ああそうかぁ……この人って、女性にそういうところをツッこまれて
叱られたりとか、ズバズバ言われたりとか、されないんだろうなぁ……って思う。
  
いや、私としてはそういうタイプの男性とは
何人かかかわりがあったので、
はいはいはいって感じなんだけど。
(というか、そういうタイプの人にしかもてなかった(笑))
彼にしては新鮮だったのかもしれない。だから好かれたんだろうなぁ……。
 
 
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「で、ご主人様だっけ? とは、まだ続いてるの?」
「うん、続いてる。長いよね〜」
「そうか。オレが会社を辞めた頃だよな、3年?」
「うん、丸三年かな、だいたい。
 でもご主人様と関係を持って、私は自分が変わったと思う。
 たとえば……感情というか、思ったことを言うようになったりとか。
 そういうことをちゃんと言うように、いつも言われるから。
 それから、良く泣く。
 本当に泣くなぁ、ご主人様の前だと。良き悪し、なにかにつけて」
「……よく分からないな」
 
そう、私は彼の前で一度も泣いたことがない。
ご主人様がそれを知ったら「麻瑚、今と違いすぎるぞ!」とびっくりするだろうけれど。
 
「そうか……オレ、ものづくり(企画)をしているのに、
 こんなことじゃいけないと思うんだけど、
 モノに感動しなくなった」
「え?」
「物欲もどんどん無くなってきたし。
 若い頃は欲しいものがたくさんあったけれど」
「……それはさぁ、年じゃなくて、
 生活環境とか収入とか
 そういうのが違ってきたってことじゃない? 
 若い頃と違って、
 欲しいものがポンポン買えるようになったというか」
「でも、買っても、ああこんなもんか……って。
 ロレックスだって欲しかったけど、買ったらこんなもんかな〜って」
 
 
 
男友達はファッションや小物なんかが好きで、
(私レベルで)ちょっと高いモノを良く買っていた。
 
今回も、飲み始まってすぐ、時計の話題になったのだ。
 
「オレもホンモノのロレックスが買えるようになった(笑)」
「おお!すごいじゃん、見せて」
「知り合いのコネで、定価で買えるって言うから」
「え? 定価じゃ買えないの?プレミア?」
「これはそう。でも半年待ったんだぞ」
「おお〜、もう一度見せて……ええぃ、悔しいから、指紋つけたる〜!!」
なーんて話をしていたりしたんだけど。
  
なのになんで、飲み後半戦になったら
「ロレックスを買っても感動なし」なのさ!
買えたことは嬉しかったんでしょ? だからすぐに、私にその話をしたんでしょ?
  
彼は……感動しないわけじゃない、物欲が無くなった訳じゃない。
ちょっとそれらへのレベルは低くなったのかもしれないけど、
それだけであって。
ちゃんと物欲も感動もあるのだ。それを自分の斜に構えた部分ですべて押し殺してるだけ。
  
「そんなんじゃだめだよ!
 生きているうちに感動できることなんて限られてるんだから。
 少しでも多くしていくよう、自分でこころがけなきゃだめじゃない?
 私は単純だからだろうけど、
 辛いことがあった日、帰りに立ち寄った
 ドトールでお姉ちゃんにニコッと微笑まれただけで
 嬉しくなるもん。
 優しさに感動して、ほにゃ〜っていい気持ちになるもん!
 小さな幸せをギュッと抱きしめていかなきゃ、
 幸せな気持ちになんてなれないよ! 嬉しさなんてわからないよ」
「……うーん」
「私は、感動とか……そういう気持ちを忘れない。
 だってそういうのをなくしたら……文章なんて書けないもん!
 日記ひとつ書けなくなるもん!」
  
   
私と彼は、立場も違う、生きている場所も違う、している仕事も違う
私はアマチュアで彼はプロだ。
でもめちゃ大きな分類をしたとしたら……
 
彼だって、私だって、クリエイターという部分にはいるのではないだろうか。
冷静な部分は大切だ、誰にだって冷たい部分はある、冷めた部分はある
 
でも、
小さな感動って大切だよ。
感動しなくなったことを、かっこつけて話したってだめだよ!
 
他のお姉ちゃんにならソレがかっこよく見えるかも、だけど
私には通用しない。そんな、人間としてつまらなくなることは許せない。
 
……結果、私はめいっぱい彼を叱ってることになるのだろうなぁ(苦笑)
 

 《 2006.01.19 13:00 記》





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