『スウィート・バイエル』
『スウィート・バイエル』

モクジ 今ヨリ、カコへ 今ヨリ、ミライヘ


2004年01月17日(土) (その1) ご主人様に、犯されたいの

 白

 
1月のシリアス日記、最終回です。
 

 
成人の日にそんなことがあって。
身勝手だけど、私はご主人様に無性に会いたくてたまらなかった。
それは、
男友達と立ったまま抱き合ったときも、横に寝たときも、ずっと感じていた違和感。
今、私が抱き合ってしっくり来るのは、横に並んでしっくり来るのは、
そして私が安堵できるのは、ご主人様の身体なのだ。
最初は大きさのギャップに(笑)ちょっととまどったけれど、
今はもうご主人様の身体に合うようになってる、私の小さな身体と心なのだ。
 
次の逢瀬は決まっていた。
それは……1月17日。そう、全国各地で「大雪」なんて予報がでていた週末(苦笑)
オマケに「1月は多忙麻瑚チン」は、翌18日の昼間に、予定が入っていた(爆)
私のことを知り、18日の予定に一緒に出かける友達からは、
「お願い、麻瑚ちゃん!
 帰ってこられなくて18日に欠席なんてことになったら大変だから、やめて〜!」
とさんざん止められました(笑)
 
私も不安だったわ〜(苦笑)
でもご主人様の「まあ、大丈夫であろ」の言葉で、決行。
 
予報によると午後から大雪だってことで、
駅から家まで徒歩帰宅の可能性も考え、重装備。
逢瀬バッグは大きなリュックに変更、服装もご主人様の許可を得てストレッチジーンズ。
(注:逢瀬には「絶対スカートで来るように」と義務づけられている、
 麻瑚ちんでございます)
でもさすがにこの恰好じゃ申し訳ないと思い、最終手段のコスプレ衣装をリュックに詰める。
手にはジャンプ傘、靴は簡易ながらも雪用の靴。さあこい、大雪!(笑)
 
念のため、逢瀬の場所はいつもより電車で更に20分位先に変更。
 
外気は寒いが、まだ雪の気配はない。
初めて降り立つ、駅のホーム。
改札を出ると、既にご主人様の車が停まっていた。
車に乗り込む私の重装備ぶりを見て、まず一笑(ふんっ!)
「東京はもう雪か?」
「まだですっ! でもきっと、帰宅する頃は大雪だもん!」
「そうだよなぁ〜。麻瑚ンちのほうは、大雪に違いない」
「ウチは都会だもん。
 気象庁発表・大手町の積雪量より確実に5cm違かったりするけど、
 ウチは都会だもん!」
とまあ、恒例の会話をしながら車は進む。
 
初めての街なので、ホテルが立ち並ぶ場所はわかっても、
どこがいいかはさすがのご主人様も知らないらしい。
 
「ここでいいか」と選び入ったラブホは……実は失敗だったのだった。
だって、フリータイム制じゃなかったんだもーん。
ご主人様のラブホ選択ミスを、後でさんざんなじってあげたわ(笑)
 
部屋に入って、まずは着替え。
どこで着替えようかと迷っていたら、久々に「目の前で着替えな」と言われてしまった。
「ええ〜。やだ……」という私の抵抗も空しく、
オープンな洗面所の前に椅子を持ってきて座るご主人様。
「でも目の前で着替えたら、何かすぐ解ってしまうから、面白く無いと思うけれど」
「いいよ」
「でも〜」
「いいから、さっさと着替えろ!(笑)」
 
私は夜中に準備したとある制服をリュックから出して、着る。
ジャージ素材のブラウスを着たとたん「解った!」と笑うご主人様。
解るでしょう、そりゃねぇ、そこのロゴがチラシ柄になってるんだもん。
 
着替え終わると、ご主人様は笑いながら「来な」と私を呼ぶ。
数歩歩き、ご主人様の前に立つと……二人、吹き出して下向きながら笑う。
「でも、こんなだったかぁ〜?」
「私の時代はこうだったんですっ!
 それにこれはカウンターにいる人じゃなくて、フロアサービスの人の服。
 一応、ちょっと上まで昇格したんですよ」
「普通、これって貰えるのか?」
「ううん。丁度、制服入れ替え時期に辞めたんで、たまたま貰えたの」
 
そう、それは……リアル「マクドナルド制服」だったのでした(笑)
ブラウスとスカーフは新品だけど(余ってたから)、
ベストとスカートは本当に私が着て、働いていた制服。故に使用感アリ。

ご主人様は「写真、撮るかぁ〜」と笑いながら言う。
「そんな『とりあえず撮っとくか』みたいに言われながら、
 写真なんて撮られたくないやい!」
などと、いつも通り憎まれ口をたたく私。さすが、おてんば奴隷である(笑)
 
多分そこで、数枚写真を撮ったと思う〜。
液晶画面を見ながら、ご主人様がクスクス笑ってた記憶有り。
そして、いつも通り最初の命令が下る。
 
「舐めな」
 
せっかくのコスプレですからね、それも自前の制服ですからね。楽しまなきゃ(笑)
私はニッコリ笑うと、営業用の声で
「いらっしゃいませ〜♪
 今日はフェラチオでよろしいですか? では失礼いたしまーす」
そう言って跪いた。ご主人様は笑いながらベルトを外す。
続いて私がジーンズのボタン外し、ジッパーを下ろすと……あら?(笑)
 
「お客様、既にお元気になられていらっしゃるじゃないですか?
 あれぇ〜?
 なんだかんだといいつつ、私のマックお姉さん姿に欲情されたんじゃないですか?
 ああ〜、それともあれですか? 後ろのAVの音声でお元気になられたんで?」
(その日は珍しく、入室したときに流れていたAVの画面がそのままになってた)
「麻瑚〜! もういいから、さっさと舐めろ!(ご主人様大爆笑)」
 
色気無くてごめんなさい〜。
世の主従関係のみなさん、ごめんなさい〜。
でも……こういうお笑いから入るパターン、私とご主人様の場合、意外と多いのだ。
ほらだって、「お笑い主従関係」だもんね。
私は、ご主人様のウケをとってナンボの奴隷ですから(笑)
 
「失礼しまーす」と言い、ご主人様のおチンチンをぺろっと舐めた後、パクリ。
ここでも私は何か言ったような……
「ご主人様ぁ、このポテト、長くて大きくて食べ切れませ〜ん。
 ちょっとしょっぱいですし〜」
とか、そんな、くだらないことだったような覚えが(苦笑)
ご主人様は、「ホントにもう、コイツは! そのうるさい口をふさいでやる!」
と言わんばかりの勢いで、
笑いながら「奥までしゃぶってろ!(笑)」と私の頭を押さえつけた。
……これって、お笑いイラマチオ?
 
それをきっかけに、そこからは真面目にご奉仕させていただきました。
ゆっくりと丹念に舐め、徐々に深くくわえ込んだところで、奉仕終了。
「もういいよ。立ちな」
ご主人様に促され、ゆっくりと立ち上がると、スカートの中に手が滑り込む。
お尻を抱え込むように撫でながら、柔らかな部分にも手が触れる。
指先でゆっくりとさすりながら私の表情を見つめて、「濡れてきた」と。
 
「濡れてません」
「湿ってるぞ」
「もともと、湿り気のある場所ですから、違います」
「じゃあ、パンティ脱いでみな」
 
言われるがまま、ストッキングとブルーのショーツを脱ぐ。
と、ここで一瞬正気に(笑)
ご主人様の手の届くところに置くと、絶対に「濡れ度チェック」をされ、
笑われてしまうのだ。あれはすっごく恥ずかしい!
それは避けたい一心で、離れた場所にあるソファの方へ早足で歩き、
ショーツを置いて元の位置へ戻る。
「なんであっちに置くんだよ」
「ご主人様が……パンツ見るからっ!」
「麻瑚が勝手に濡らすからだろ」
「だから濡れてませんってば!」
ご主人様はニヤリと笑うと、私のスカートの中に再度手を忍ばせてきた。
そして指を亀裂に添える。
 
「麻瑚、これは何?」
「……」
 クリトリスの付近が指先で弄ばれる。
 時々、指先にぬめりを絡めながら、どんどん滑らかに弄ばれていく。
 その間もご主人様はずっと私の顔を見つめているのだ。
 私は声を出さぬよう、表情を変えぬようにと頑張って耐える。
 でも「根くらべ」は、ご主人様の卑怯な手段で幕を下ろした。
「あ……」
 濡れを確認すると、進入した指先はそのままヒダの中へと進んでいく。
「あ……だ……め」
「ん?」
 挿入された指が、ゆっくりと出入りする。
「ご主人様、ず……る……」
「なんだ?」
「ずるい……あ……あっ!」
 指先が軽く曲げられ、私のポイントを突く。
「そこ、ダメです……あ……ダメ……」
 涙目でご主人様を見つめ続けながら、徐々に喘ぎ声を上げていく自分が、
 とっても情けない。
 なのに、目に映るご主人様の顔は、心なしか楽しそうに笑っている。酷い。
 私は負けを認め、目を伏せた。
 立っているのが少し辛くて、そしてもっとして欲しくて、
 スカートに潜り込むご主人様の腕を、両手で掴む。
 
「麻瑚、自分で腰振ってるぞ」
「だって……だって……あ……」
 と、挿入されていた指が抜かれ、ご主人様の腕が離れた。
 
「麻瑚、お願いしな」
 えっとぉ。何を、どこまで、お願いしたらいいのかな?
 ピンク色に染まりはじめた麻瑚脳では、
 ご主人様がどこまでのお願いを要求しているか、ちょっと判断つかなかったのだ(苦笑)
「ご主人様。あの……何て、お願いしたらいいのですか?」
「……『ベッドで、挿れて下さい』……とか?」
「はい」
「……自分で考えろ」
 ちょっと冷たく厳しい口調だった(苦笑)
 
 私はご主人様に言われた言葉を反芻するように、ゆっくり途切れ途切れに伝えた。
「ご主人様。ベッドで、麻瑚に、挿れて、下さい」
 そして一拍おいてから、ご主人様の首に手を回し言った。
 
「ベッドで、麻瑚を犯して下さい。……お願い。ご主人様に犯されたいの」

 更に、ご主人様の首に柔らかくしがみつきながら、感情を込めて耳元で囁く。
 
「何でもします……ご主人様に、メチャクチャにされたいの」
 
どうされてもいい、どうなってもいい。
生理直前で欲情していたのか、先日のことがあってなのか、
困ったことにその時の私は、
心の底から『ご主人様に、被虐的に犯されたい』と切望してしまっていたのだ。
 
ご主人様はそっと私を引き離すと、そのまま激しくご褒美のキスをしてくれた。
 
 
(長くなっちゃったので、続く)
          《 2004.02.02 4:58 記》

 





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