『スウィート・バイエル』
『スウィート・バイエル』

モクジ 今ヨリ、カコへ 今ヨリ、ミライヘ


2004年01月12日(月) (その1) 覚えてる?

ハチミツ

 
いやぁ〜、風邪が
良くなるどころか、緩やかな下降線を描きつつ、悪くなってます(涙)
今日は意を決してお医者さんに行くことにしました。
 
さてさて。日記の日付無視し、シリアスな日記掲載は続く〜。
 
  

 
1月12日退社直後。
携帯を見ると、男友達から数回の着歴があった。
ん〜、勤務時間中は電話できないの知ってるでしょ(苦笑)
外に出てから電話をする。
今、上野方面にいるとのこと。待ち合わせを、東京駅から上野方面へと
勝手に変更してしまう私。 

  
「こんにちは。ども、お久しぶり!」
私のあいさつに、人見知りっぽい顔をする男友達。
いつも待ち合わせの瞬間は、そんな感じなのよね。変わってない。
私はそんなスカした態度を無視し、普通に応対。
いつも通りだ。あんな別れの日があったなんて思えないね(笑)
 
「あ、髪……切ったんですね」
向こうに行く頃、長めだった男友達の髪は、ベリーショートになっていた。
反対に私の髪は、だんだん長くなっている。
思えば、最初に男友達に逢ったのは、大人になってから一番短い髪の時で
肩につかないぐらいの長さだったのだ。
(今からは想像できないかもしれないけど)
 
以前、ときどき行っていた中華の支店がこっちにも出来たのを見つけ、入る。
最初に飲みものを「生ビール……あ、ビールでいい? じゃ、2つ」と
オーダーする男友達を見て、アレ?と
「お酒、飲めるようになったんですね」
別離の数ヶ月前から、男友達は調子が悪いとお酒を一切飲まなかったのだ。
ま、ね、お酒を飲む人間としては、一緒に飲む人がいる方が嬉しいけど。
 
近況などを話す。
主に仕事の話。
私の事も尋ねられ、ぽつぽつとこの秋から起こったことを話す。
「この3年以内に、自分のイメージを固めた方がいいよ。ブランド戦略は大切だから」と、企画畑の方からのご意見(笑)
たしかにそれはあるよなぁ〜、と。
 
だけど。
男友達は逢えばいつも私が今何をしているか尋ねるし、
それにアドバイスもくれるけれど、
私が書いているモノなどには、一切興味はないのだ(苦笑)
だから私の筆名も知らない。
 
仕事関係の話が続いたあと、
ふと男友達が、ここ1年の女性関係の話をしだす。「全然、なにもない」と。
「あれ? あっちで、彼女は?」
「いない(笑)」
「それ以外におねえちゃんは?(←この発言が、すでにオヤジである(笑))
 そうそう、すごーく可愛い××嬢は?」
「ああ、彼女はマシンだから。機械に恋しちゃいけないからね(笑)」
「会社で、若くて可愛い子とかいるでしょ?」
「会社の子とは、そういう関係にしないから」
そうでした。男友達の主義は、会社の女には手を出さないでした。
「ふーん。ご飯作ってもらったりしないんだ〜」
男友達は家事が出来るタイプではないので、絶対にさっさと彼女を作ってしまうだろうと思ったのに。
 
「向こう(海外)に出張にいくと、お持ち帰りとかもできるんだけどね」
へぇ〜。お持ち帰り額は、日本人にしては高額ではないが、
やはり向こうの方々にとっては、結構な額になるらしい。
「風俗もね、その時は良いけど、あとが空しくなるし。やっぱり恋愛とは違うからね」
ん? 急に彼は、何を分かり切ったことを言い出すのか?
「それに最近、年なのか、面倒臭くなって。
 若い女の子に『ああして、こうして』って言われると、面倒になる」
……おいおいおい。逆じゃないですか?
普通は、年を重ねるごとにそういうのが楽しくなるんじゃないの?
私は2杯目のお酒、杏露酒のソーダ割りをチビチビと飲みながら、
心の中でそんなことを考えつつ、男友達の話に相づちを打っていた。
 
「で、そっちは?」
と、矛先が私に向けられた。
「はい? 何?」
「浮いた話とかは?」
にっこり笑って「なーんにも。ぜんぜん」と答える私。
「身体は大丈夫なの?」
「うん。やっぱり寒かったりすると創(キズ)が痛んだり、
 ちょっと何かあるとお腹が張ったりするけど、大丈夫」
「えっちは……してる?」
ん〜、まずいなぁ。今日は絶対に「私にご主人様が出来た」ことは隠そうと思っていたのだ。
適当に笑って「さあ、どーでしょう?」とだけ言って話を変える。
「そうそう、あのね。術後って1ヶ月間sexしちゃいけないのね。
 そこで疑問が起きて。オナニーはいつからしてもいいのかなと」
ここから、そんな話で盛り上がり、互いの男女関係の話は立ち消えとなった。
 
私の中でのおさらい:::
男友達は適度に遊んでいるらしいが、どうやらあっちでちゃんとした彼女はいない様子。
というか……恋愛や、相手の要求に応えるsexが面倒になっているらしい。
ん〜、まあねぇ、
男友達は、「自分が一番大好き」なのである。
そういう部分をわかっていないと、女としては長続きしないだろうし……
sexもねぇ、うん、彼を乗せる方法ってのもあるんだけど。
 
 
でも、約1時間半のご飯タイムで、
1年間で開いた二人の距離が縮まっていたことは確か。
 
お店を出ると、
「本当にこの鞄重いんだよ、持ってみる?」
と、書類が一杯詰まってるらしい男友達の小さなスーツケースを持って「重い〜!」ときゃーきゃー言ったり、
前から歩いてくる、成人式の装いの女の子二人に絶句し、
通り過ぎた後
「すごいね……」
「うん」
などと、ふたりでいろいろ言い続けたり(笑)
そんなこんなな下らない話で盛り上がりつつ駅へ向かう途中、
男友達が言った一言に、私はハトマメ状態になってしまった。
 
「ちょっと……エッチしてく?」
 
      ……私の歩みが止まった。
 
   (続く)
 
          《 2004.01.26 15:08 記》






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谷藤 麻瑚 MAILスウィート・ハノンHP(改装・再開予定)

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