『スウィート・バイエル』
『スウィート・バイエル』

モクジ 今ヨリ、カコへ 今ヨリ、ミライヘ


2004年01月02日(金) 理解

 泣きひよ


主従関係に於いて、
奴隷って「どこまで主にさらけ出したらいいか」ということに悩むと思うのですが、どうでしょうか?
 
そりゃ「主に何もかもさらけ出すのが奴隷、それを主は受け止める」
というのが暗黙の了解とは思うけど。
 
全てをさらけ出すというのは、凄く勇気がいることであり、
なおかつ戻れない道だと思うのだ。
 
「理解してもらいたいけれど、全てをさらけ出したら、捨てられたら立ち直れなくなる」
そんな怖さがつきまとってしまうし、かといってさらけ出せないのも悲しいし
……って、答えのでない堂々巡りを繰り返してウジウジ悩んでしまう。
せっぱ詰まった12月、私はそんな思いだった〜。
 
あることについて(ご主人様は全く関係ないこと)、ご主人様にさんざん愚痴を書いていた。思いっきり吐き出していた。
そしてある日、ふと我に返ったのだ。
 
こんなことご主人様に書いて、一生懸命説明して、一体何になるのだろう?
ただご主人様に、迷惑かけてるだけじゃん。
 
日々愚痴を言っていたことを詫びた。
ご主人様は怒るどころか、「麻瑚には吐き出すことが必要だったのだ。私には聞くことしか出来ないが、気にせずに吐き出せ」と言われ、
そしてそれから、理解についての話が進む。
 
だけどやっぱり私は行き過ぎてる気がする。そう思って
「ご主人様に、『奴隷としての麻瑚』以外の部分について
 理解を望むことは、どうなのでしょう? 間違っているような気がします」
とメールに書いたら、
「理解されたいと思うのはおかしなことか?」
というようなお返事を頂いた。
 
でも……と。
「でも、それをしてしまうと、私はご主人様に飼われなくなったとき、立ち直れなくなります。一人で歩けなくなります」
それにご主人様はひとこと、「わかった」と。
 
うん、そうだけど。その言葉を望んでたけど、だけど……
そのままの感情を、ちょっとおちゃらけて書いた。
「でも素直に『わかった』と言われてしまうと、それはそれで悲しかったりして(苦笑)」
 
ご主人様のお返事は、
「これがメールの怖いところである。あの言葉は悩んで書いたのだ」だった。
 
そっかぁ(涙) と少しホッとする自分も居たけど、
あのさぁ〜、ご主人様さぁ〜、
迷ったときには「……わかった」みたいに、
せめて「……」を使ってよ!
と思ったけど、さすがにそれは言わなんだ(笑)
 
 
「理解」についてのお話は、続く(笑)
 
          《 2004.01.08 02:42 記》





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谷藤 麻瑚 MAILスウィート・ハノンHP(改装・再開予定)

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