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2003年05月27日(火) |
「好き」になる瞬間。 |
私たちの夜は、いつも静かだ。 お風呂に入って、少しテレビを見て、 どっちかが布団に入ったら、もう一方が電気とテレビを消して 寝る。
テレビを見ながら話をすることはあるけど、 どっちかが布団に入ってからは ほとんど言葉を交わすことがない。
・・・だって、その布団に入っちゃった方は速攻で寝てるから。
自分がまだまだ話し続けていたいと思っているのに やすくんが布団に入って、しばらくすると寝息を立ててしまうときは 寂しさもあり、かまってかまってっていう気持ちもあり かなり悶々とするものですが、
立場が逆になると、顔を懐中電灯で照らされようが 変な音のする目覚ましを鳴らされようがお構いなしなので 結局、このスタイルが定着してしまっている。
昨日の夜。
お風呂に入って、少しテレビを見て、 どっちかが布団に入ったら、もう一方が電気とテレビを消して ・・・までは一緒だったんだけど、
その後、ずっと話し続けていた。1時間半くらい。
昨日の日記を書いて、いろいろ思い出したことを 話していた。 やすくんはここの存在を知らないから、 どうして突然私がそんな話を始めたのかってことを 初めはちょっと気にしていたけど、 私が忘れてしまっていた事を覚えていて、それを話してくれた。 話の流れの中で、自然と聞きたくなったことがあった。
やすくんの好きになる瞬間って、どんなとき?
やすくんはちょっと考えて、
「相手に対して勇気を持てたとき、かな」と答えた。
普段、どちらかというと聞き役が多くて、口数の少ないやすくんが 仕事と全く関係のない話で女の子に声をかけるっていうことは ものすごく勇気のいることだという。
・・・ああ、だから、初めて会ったときも視線を合わせられなかったんだな・・
そんなことを思いながら聞いてた。
好きになる直前、相手のことが他の人より少し気になり始めたときに 話しかける勇気がもてるかどうか。 いろいろ考えて、結局話しかけられないままなのは 結局、そこまでの強い気持ちが生まれてこないと言うことらしい。 考えて考えてようやく声をかけられたこともあるし、 そんなこと考える暇もないまま、気づいたら話しかけてたって言うこともある、そんなことも言ってた。
「たとえばね、やっとの思いで話しかけられた女の子がいるとするでしょう? でも、次また『話しかけようかな、どうしようかな?』って考えちゃう相手は 本当は好きじゃないんだと思うんだ。俺は、だけどね。 自分でも気づかないくらい、「好き」の気持ちが大きくなってたら、 考える間もないくらい『また話したい、話しかけよう』って思うんじゃないかな」
私は、やすくんの話を やすくんの経験として聞きながら 大切な男友達の話のようにも聞いていた。
不思議な感覚だったけど、 また新しいやすくんの一面に触れられた気がして嬉しかった。
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