++ワタシノココロ++
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私が実家に帰ってきたときは 雪なんて姿すら見せてないくらいだったのに 新しい年に入ってから、なんだか寒い日が続いている。
今日起きたら、昨晩からの雪と雨のせいで ビシャビシャと嫌な感じ。 車庫から車が出せないくらいの重い雪が積もっていた。 積雪量はそんなでもないのに、っていうのが更に最悪。 寒いしビショビショだしコタツで丸まってることにする。
「ちょっと、あんた暇なら雪かきして!」 ゴロゴロしている私に、母が一言。 「だって寒いし、重いし大変だよ、ひとりじゃ」 「お母さん洗濯モン干さなあかんで、あんたやって」 「だって・・・」 「あ″〜っ!うだうだ言わずにやる!!」
さすがに、こっちに帰ってきて甘えっぱなしだったので(って言うか、仕方ないので)上着と長靴を借りて外に出る。
水気を吸って重くなった雪が15cmくらい積もってる。 おまけに、早朝除雪車が車道の雪かきをしていったせいで、車庫から車が出せなくなってる。
はあ・・・
雪かきスコップをもって、塊になったところからどんどん車道に出す。 これって、本当はあまりよくないことなんだよね〜 車にとっては危険で。 だけど、雪を他に捨てるところがなくて、更に一番日当たりのいい場所が目の前の車道っていう我が家はこうしている。
実は、去年まで実家より更に雪深いところに住み、更に勤務地はそれ以上に雪が降るところだった私。 何度となく雪かきは経験済み。 しかも、雪の多いところにはそれなりの雪かきのノウハウみたいなものがあって、 それをきちんと押さえておけば、雪かきもスムーズに進められるのだ。 ・・・って言われたことがあるのだ(いまいち自信なし)。
と、言うことで、昔教わったとおりに雪をかいては車道に振りまきやっていた。
30分くらいしたときだろうか。母が家から出てきた。 「あれまあ、あんた、かなり上手に雪かきしたんだね」 残すは父の車の前のみとなっていた私。 「さすが雪国育ちは違うねえ。手際がいいよ」 と母。
私は「雪国育ち」ではなく「雪国勤務」だったんですけど。
「いやあ、すごいわ。なかなかここまでできんよ。 あんた、雪かき初段って感じやね」
ほめ方はどうかと思うが、とにかく母が思った以上に早く雪かきを終えた。
今は、腕がバンバンにはっているけど 私の特技はどうやら雪かきの様らしい。
…もしかして、おだててまたやってもらおうと言う母の魂胆に丸はまり??
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