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2002年10月14日(月) 一期一会。


仕事を終えたやすくんが

そのまま出かけた。今日はお泊まり。



「一旦荷物をとりに帰るよ。悪いけど、用意しておいて」


やすくんが以前お世話になった人が出張でこちらに来る。

今回はその時のメンバーが集まってのお泊まり飲み会。

前々から分かっていたことだけど、

今夜はひとりぼっちなんだなあと思うと

素直に行ってらっしゃいと言うことが出来なかった。





「なんだよ。そんな顔してたら出かけられないよ」





やすくんの顔を正面から見ることが出来なくて

なんだか涙があふれそうになった。















やすくんは一晩離ればなれになるのを



私が寂しがっていると思ったみたいだけど



それは少し当たっているけどほとんど違う。













・・・・・・・・・・・・・・怖いんです。














ひとりぼっちで夜を過ごすことより

離れてる間に何か起きたらどうしようって。



人の命って何時何が起こるか分からないもの。

笑って出ていったやすくんが

二度と戻ってこないってコトが

100%ないとは言い切れない。



これが最期になりそうで

怖い




・・・・・・・・・・なんていったらきっとやすくんは笑うだろうけど。




だけど、考えずにはいられないんデス。



思い起こしてみたら、

私はやすくんと出会ってからずっと

浮気や別れに対する不安より

いつか訪れる「永遠の別れ」を思うことが多いかもしれない。


何を大げさな、と我ながら笑ってしまうけど

いつ訪れるか分からないからこそ、

共に重ねる瞬間瞬間を

大切にしたいという気持ちを持ち続けられる。






気をつけて。

いってらっしゃい。


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