++ワタシノココロ++
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仕事を終えたやすくんが
そのまま出かけた。今日はお泊まり。
「一旦荷物をとりに帰るよ。悪いけど、用意しておいて」
やすくんが以前お世話になった人が出張でこちらに来る。
今回はその時のメンバーが集まってのお泊まり飲み会。
前々から分かっていたことだけど、
今夜はひとりぼっちなんだなあと思うと
素直に行ってらっしゃいと言うことが出来なかった。
「なんだよ。そんな顔してたら出かけられないよ」
やすくんの顔を正面から見ることが出来なくて
なんだか涙があふれそうになった。
やすくんは一晩離ればなれになるのを
私が寂しがっていると思ったみたいだけど
それは少し当たっているけどほとんど違う。
・・・・・・・・・・・・・・怖いんです。
ひとりぼっちで夜を過ごすことより
離れてる間に何か起きたらどうしようって。
人の命って何時何が起こるか分からないもの。
笑って出ていったやすくんが
二度と戻ってこないってコトが
100%ないとは言い切れない。
これが最期になりそうで
怖い
・・・・・・・・・・なんていったらきっとやすくんは笑うだろうけど。
だけど、考えずにはいられないんデス。
思い起こしてみたら、
私はやすくんと出会ってからずっと
浮気や別れに対する不安より
いつか訪れる「永遠の別れ」を思うことが多いかもしれない。
何を大げさな、と我ながら笑ってしまうけど
いつ訪れるか分からないからこそ、
共に重ねる瞬間瞬間を
大切にしたいという気持ちを持ち続けられる。
気をつけて。
いってらっしゃい。
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