++ワタシノココロ++
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今日、やすくんはは会社の送別会。
一人で夕御飯を食べた。
運転手を頼まれていたけど、
そう言うときに限ってお酒が飲みたくなる。
やすくんが作ったお酒。
私たちが出会う前に作った梅酒は
かなりおいしい。
グラスを出して、氷も入れて
あとは注ぐだけだったけど、やっぱりやめた。
かなり辛かったけど。
やすくんからの電話は思ったより早くて
だけど、おまけがついてた。
ホテルにお泊まりする
やすくんの先輩の部屋で飲み直し。
ってか、私は「直す」どころか
お茶専門だったけど。
二人がこうやって飲み直すときは
いつも遅くまで語り合うことが多い。
ほとんどは仕事の話だけど、
ほとんどは私にはわからない話だけど
二人の話を聞いているのは嫌いじゃない。
私が知らないやすくんの顔を見ることができるから。
たまに、超初歩的な質問をして
二人に笑われるけど
そんな瞬間もいい。
「ちょっと、ごめん」
先輩が席を立つ。
直前の話題での笑いがまだ残ってて
二人で顔を見合わせて笑ってた。
酔った勢いなのか
やすくんが急に腕を伸ばしてきて
腕に力を入れて
私のからだを引き寄せた。
そして、
ほんの一瞬のキス。
触れたか触れないかというくらい。
私が欲しかったのは
そう言うこと。
やすくんが私を好きだって言う証が。
深夜遅くまで話をしていたせいで
今日は寝不足だけど
でも今
すごく幸せだよ
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