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2002年10月03日(木) 境界線。



自分の思い・考えを伝えること、って

意外と難しい。

それが、相手に対して

「こうしてほしい」「ああしてほしい」と言うのだったら尚更。






昨日の夜、

やすくんにひとつの言葉をぶつけそうになった。


「やすくんは、私がこっちに来る前と来てからと

 何か生活が変わった?」


って。

その言葉の裏には、

 私はこっちに来てこれまでと全く違う生活をしてるのに

 やすくんは全然変わっていないよね

っていう、私の気持ちが込められている。



言いたくて言いたくてたまらなかったけど、

結局グッと飲み込んでしまった。

やすくんは、ほろ酔い加減で布団を引いて

変な顔をしてる私を少し気にするようだったけど

しばらくすると、寝息を立てて眠ってしまった。



ぶつけようと思ったけど結局ぶつけられなかった想いは

浅い眠りから覚めた後も、まだ胸にくすぶっていて

それをやっぱりやすくんにぶつけた方がいいのかどうか

グルグル頭の中でまわっていた。


やすくんに「何か変わった?」と聞くと言うことは

「あなたは変わってないわよね」と言うことと同じで

変わったかどうかって言うことは

本当はやすくん本人しか分からないことで。

本当のことを知らない私が、一方的に決めつけて話すと言うことは

単なるワガママの押しつけかもしれないし、

だけど、だからってずっと自分の気持ちを

胸に閉じこめているというのも

二人で生きていくこれからのことを考えると

もしかしてよくないことかもしれないわけで。























・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はう。



一人でそんなことを考えていたら

勝手に涙が出てきた。とっても静かに。

どんどん出てきて、頬を伝って

仰向けに寝ている私の耳に

もう少しで入りそうになった。


やすくんは

確かほんの少し前まで眠っていたはずだったのに

耳に入りそうになった私の涙を

そっと指で拭って

「どうしたの?」と

静かに聞いてきた。



涙は

なかなか止まらなかったし

胸の中に閉じこめた気持ちも

ちょっとでも外に出したら、

出さなくても良いところまで一気に出てきそうで怖かったから

結局何も伝えることが出来ずに

一人で静かに泣いてた。



やすくんが私を見る目が

ちょっと寂しげで

もしかしてこうやって

やすくんに話すことも出来ず一人で悩んでいることこそが

ワガママをぶつけることよりも

やすくんを悲しませるんじゃないかと

涙を流しながら

ぼんやりそう思った。







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