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2002年04月19日(金) オンナの特権。かも。

いつもは私が横でゴソゴソ動いても


目覚ましがなるまでは絶対起きないやすくんが




今朝は私より早く目を覚ましてた。



半分起きて半分寝ぼけた状態の私。

寝返りを打つ度に布団をかけ直してくれたり

そっと抱きしめたりしてくれる。


じっくりじんわり身体の中に

心地よさと幸せがしみこんでくようだった。





だから余計に





しばらくの「別れ」が寂しくてたまらなくなる。





「おはよ」

頭を撫でながらやすくんが言ったのと同時に


我慢する間もなく涙が流れた。


「泣かないの(笑)」

困った顔したやすくんが涙を拭いてくれる。


「やすくんも寂しいのに、

 私ばっかり泣いておかしいね」

やすくんの顔がもっと困った顔になった。



やすくんは、今時珍しい古いタイプの男の人だと思う。

義理と人情、みたいなのも強いし、

「俺は男だ」みたいな意識も強い。あまり表には出さないけど。 



そのやすくんが、涙をこらえてる。

淋しさが表情に出そうなのを、必死にこらえてる。

それを見たら、何も言えなくなって

ただ、やすくんを抱きしめて頭を撫でるしかできなかった。



男だから、とか、女だから、とか

私はあまり意識したことがない。

特に仕事をしてる頃は、「女だからできない」みたいなことを

言ったり言われたくなくて、

「男の仕事だ」と言われることでも、

自分がやれそうなことはやってた。


だけど、

淋しいときに、淋しいって言える

泣きたいときに泣けるのは、

やっぱり、オンナだからだと思う。


やすくんが淋しさを必死で隠そうとしてるのを見ながら

そんなことを感じた。


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