2004年02月14日(土) |
休職51日目〜別府旅行1日目〜 |
◆朝は5時半起き。寝ぼけまなこで空港に向かう。
(眠過ぎたので思わずタクってしもうた。空港からそう遠くない所に住んでいてよかった)
早めに空港に着いたので、ラウンジで休憩。フリードリンクをがぶがぶ飲んだり、マッサージチェアでほぐされたりしつつ出発時間を待った。
飛行機内では結局寝てた。気付けば大分空港着。 空港からは、ホーバーフェリーで大分市内へ向かう。大分のフェリー乗り場にてTaro様がお迎えに来て下さることとなっていたのだ。
生まれて初めてのホーバークラフトは向かい風が強くてかなり揺れたけれども、特に乗り物酔いになることもなく、20分遅れ位で無事に到着。
乗り場には、Taroさんだけやなく、Hanaさん、Masa君も来てくれてはった。Hanaさんは急にお仕事が休みになったらしい。インフルエンザからも無事に復活しておられたようで、よかった。Masa君は、約半年前に会ったきりやし覚えてくれてるかなぁと思ったら、「しばさ〜ん、こあらさ〜ん」とにこにこしてくれてて嬉しかった。Masa君、私も会いたかったよ。
◆Masa君を保育所に預けてから、まず向かったのは、いちのいで会館。もともとは仕出し屋さんらしいのですが、ここでお食事をすると温泉に入れてくれるらしい。で、その温泉っちゅうのが別府屈指の名湯やそうな。
いちのいで会館はごっつい坂道の続く高台の上にあった。「これはよっぽど運転の上手い人か慣れてる人やないと危ないなぁ・・・」と思ったが、Taroさんの華麗なハンドルさばきで無事に到着。
で、会館のメニューは別府名物「だんご汁定食」オンリー。名物に美味いものなし、な〜んていうけど、ここのだんご汁はすごく美味しかった。
お味噌汁の中に、まん丸ないわゆる「お団子」ではなくて、太くて平べったいうどんのようなものが入っていて、あとは、大根・人参・里芋・椎茸等の豊富な野菜が入っていて、これにかぼすの果汁をかけて食す。 サッパリしてるけど旨味もしっかりあって、ペロリと平らげてしもうたよ。ここは、地元でも美味しいと評判の料理屋さんらしく、だんご汁以外のつけ合わせもとても美味しかった。
お腹が一杯になったところで、湯。 別府市内が一望できる「景観の湯」と、天然の滝がすぐそばにある「金鉱の湯」の2種類があり、男女日がわりになってるらしい。今日は、男性が景観の湯、女性が金鉱の湯の日やった。
Taroさん&こあらと別れて、山道をてくてくと歩くと……突然露天風呂が現れてビックリした。 なんちゅうか、ほんまに山の中にどかーんとあるねん。めっちゃオープンエアーなお風呂。
お湯は、青味がかった乳白色で、熱過ぎずぬる過ぎず、柔らかい肌触りでした。
「いや〜、いい湯ですね〜」
と、Hanaさんと2人、楽しむ。
男性陣は男性陣で、別府の眺めを楽しんできたらしい。
◆次に向かったのは、別府八湯のうちの明礬温泉。泥湯で有名な別府温泉保養ランドに行きたい!とリクエストしてたのです。
保養ランドに行く前に、連れて行っていただいたのは、岡本屋。ここの地獄蒸しプリンが評判らしい。
車から降りた瞬間、ものすごい硫黄臭で、あたりのそこここに温泉の噴気が噴き出している。 こんなんで蒸したプリンはやっぱり硫黄臭いんやろか?と思ったけど、さにあらず。 滑らかな舌触りと、程よい甘さ、そしてほろ苦いカラメルソースが舌の上で溶けあって、悶絶してしもうた。多分、素材がええんやろな。それに硫黄臭さも全然なかった。
プリンの後は、別府温泉保養ランドへ。 ここの建物が・・・・昭和30年代〜40年代の高度成長期に「え〜い、とりあえずデカいハコだけ作っとけ!」と建てて、その後はほったらかしという風情の、良く言えばレトロな、悪く言えば、ごっつい古びて寂しくなるような感じやった。 建物はさておき、お湯のほうは、これまたよかった。 最初に、コロイド湯という白く濁って硫黄の臭いのするお風呂に入る。入った瞬間はちょっとピリリとするのに、しばらく経つとほにょ〜んとほどけてきて気持ちのいいお湯。お肌に非常によろしいということで、Hanaさんと2人、顔にばしゃばしゃとかけてみる。
コロイド湯で気持ち良くなってから、目的の泥湯へ・・・・・。
名前の通り泥色に濁ったお湯。ぬるぬるする床をそろりそろりと歩いてお湯に浸かる。
確かに泥が積もってる。手をかき回すと、「ぬるり〜ん」とした感触。 でもなー、泥も多いけど、砂利も多くてちょっと痛かったかも。
うちらよりも先に、おばちゃん3人組が入ってはって、おしゃべりに花を咲かせつつ、うちらに、
「ちゃんと泥を落として上がるのよ」 「あら〜、若い子はお肌が違うねぇ〜。肌が柔らかいといい泥がつくのよ〜」
などなどツッコミを入れつつ、いい味を出してはった。
露天にも泥湯やら蒸し湯があってんけど、混浴ゾーンということで断念。
休憩室で男性陣を待った。湯上がり後も体全体に薄い膜が張っているようで、ぽかぽかするし、お肌はしっとりすべすべやしいいお湯でございました。
この時、一番最後まで入っていたのがこあら。 Taroさんによると、「美肌〜、美肌〜」と唱えつつ入っていたらしい。いい傾向だ。 「ひょっとしたら、今、泥を握り締めて、”び、びはだ・・・”とつぶやきつつ倒れてるんじゃないか?」
と心配した頃に、こあらもサッパリとした表情であがってきた。よかったよかった。
◆お風呂の後は、一旦お宿へ。今回のお宿は、別府駅近くの田の湯館。
ここのお宿。HPの写真で見ると、めっちゃ綺麗でお洒落っぽい。なんでも、明治時代から大正にかけて、お金持ちの別荘として使われていたそうな。 だがしかし、だがしかし、実際は、なかなかボロかった(笑)。部屋の畳は微妙に傾いてるし、窓は閉めててもカーテンがなびいてるし、部屋の暖房はおこたとホットカーペットだけやし。
でも、こあらも私もえらく気に入ってしもうた。 外の道を行く車の音以外は何もないし、テレビもないし、もちろんパソコンやゲームもないから否応なく静かな時間を過ごせる。 部屋の空間が広々としていて、落ちつける。 宿の人もつかず離れずで親切にしてくれはるし。 中途半端な安ホテルに泊まるより、こっちの方がずっとええわ〜と、こあらと2人おこたでうたた寝。
宿の近くにある、別府市中央公民館へお散歩もした。古い建物やけど今も公民館として機能してるらしく、気軽に中に入れた。 各町ごとの「町内報」なども掲示してあって微笑ましかった。
◆そして、夜は、Masa君も合流してこの別府旅行のメインイベントのひとつ、金なべ亭でチキン南蛮を食べる!を実行。
昨年、TaroHanaご夫妻に連れて行っていただいて以来、うちらには「金なべ亭の精」が取り憑いていたのですよ。
「うぅ〜、金なべ亭のチキン南蛮〜」 「あぁ〜、あのタルタルソースがぁぁ」 「食べたい〜」 「でも遠い〜」
と、発作を起こすくらいに。
ここの南蛮は、サックリと揚げられたジューシーなチキンに、卵多めで少し甘い、そしてきっと「金なべ亭中毒」を起こす特殊成分が入っているに違いないタルタルソースが絡んで、ほんまに絶妙な味がするのですよ。
そして今日も無事に堪能出来ました。TaroHanaご夫妻も、うちらが昨年訪れた時以来とのことで、オトナ4人+3才児1人で黙々と食べておりました。 食べ終わると・・・・なんちゅーか、さっきまで憑いていた何かがストンと落ちたような感じ。は〜、満足満足。
お腹が一杯になった後は、カラオケへ。サビになると急に元気になるMasa君がキュートでございました。
明日は1日、しばこあらで行動する予定。 貴重なお休みを割いて、お付き合いいただいて、本当にありがとうございました>TaroHana様。
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