アメリカのハリケーン「カトリーナ」のニュースを毎日耳にする。 復興の兆しが見えない中、「リタ」が来た、というのも。 どうでもいいことだが、「カトリーナって、キャサリンの他国語読みか?」とか思って調べた。 キャサリン(Catharine)は、ギリシャ人名カタリーナから派生した名前であるらしい。 カトリーナ(Katrina)も、英語名前で、ルーツは同じだが。別の名前らしい。 他にも、ケイトや、カレンも元はカタリーナだし、それぞれの愛称となると、物凄く多いらしい。 ややこしいが、「ようこ」や「まり」という名前を表す漢字が数限りなくあることを思えば、納得もできる。
以前、古本屋で買った「週刊20世紀」の中に、昭和9年の号があった。 室戸台風襲来の年である。 最大の中心気圧が911.9hPa。 突風で列車が横倒しになり、五重塔が粉砕された。 死者・3246人、行方不明者・1万5千人。
それから70年以上。
いつの時代も、天災には勝てない。 それは、仕方ないが、事後の対処は進歩して然るべきだと思う。
未曾有の台風の他にも、日本初のプロ野球チームが出来たり、アメリカでは、ボニー&クライドが蜂の巣にされたり、と、盛り沢山な年であったらしい。 中原中也の「山羊の歌」が発売されたり、16歳にして、美術界の錚々たる顔ぶれを騙しおおせた贋作画家が現れたり、早熟な天才が活躍した年だ。 キュリー夫人や夢路が亡くなったりもしている。 エチオピアの皇太子との結婚話が破談になった黒田子爵令嬢は、紀宮様の御結婚相手とは、どこかで繋がりがあるんだろうか、とか、本当にどうでもいいことが気になってくる。
どんな時代も激動なんだなぁ。
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