広告というのは、インパクトを与えてなんぼなのだろう。少々、どぎついくらいの方が本質を現した広告なのだろう。記憶に残っているのは、海外旅行に行く男性が、パスポートで顔を隠していて、「行ってらっしゃい、エイズに気をつけて」というコピーがついていたポスター。えらい抗議があった、と記憶している。これは、抗議は受けないだろう。が、ぞっとした。上手い、とか、やられた、とかいう感想では表現しきれない。広告に限らず、ぞっとするということは、そうそうないので貴重だが……しかし、怖い広告だ。