2004年11月21日(日) |
二倍飲めば二倍効く……とは、限らない。 |
先日、ランディのアトピー治療のために、近所に出来た皮膚科に行った。 二時間ばかり待たされた。 子供がやたらと多い。 併設されてる耳鼻科からは、子供の壮絶なまでの泣き声が響いて来るので、プラズマテレビの音声も聞き取れない。 壁には「院内感染の原因となりますので、当院では玩具を置きません」とある。 多分、雑誌の類がないのもその流れなのだろう。
ランディの病歴と、今まで服用していた薬の名前を言うと医師は首を傾げた。
「今までかかっていた皮膚科の医師は、あなたの入院歴や、治療について、御存知ですか?」
「病院の住所が東京から千葉に変わって、遠くなってしまったので、もう十年以上も診て貰ってないから、知らない――と、思います。実家の母が、自分の通院のついでに、薬だけ貰いに行ってくれてたんですが」
「ああ、それでだ。その薬、よくないですよ」
「は?」
「あなたの別の持病には、悪い影響与えるので、別の薬を出しましょうね。少し効き目は弱くなるかもしれませんが、これで様子を見ましょう」
それで、その薬を服用していたのだが―― それから一週間ばかり経った昨日。
「あー!」
ランディが叫んだ。
「二週間分貰ったにしては、減りが激しいと思ったら、一錠でいいのに、二錠ずつ飲んでた!」
おい。
どうやら、長年、食後に一回二錠、という習慣が身についていたせいらしい。 それにしても、薬の袋にも、薬局で貰ったお薬手帳にも、ちゃんと分量が書いてあるのを、毎日見ていたのに。
「道理でやたら眠くなると思った」
おい!
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