2004年07月20日(火) |
LUPIN THE BEST! THE PUNCH THE ORIGINAL |
わたしの携帯の着メロは、「ルパン三世のテーマ」である。
此処暫く、二時間のスペシャル版として放映される「ルパン三世」がいまひとつに思えるのが古くから観ているものとして、ちと残念である。 こないだやった「盗まれたルパン」も、見損なってしまった。 だからと言って、残念とも余り思えないことの方が寂しい。 物凄く面白かった時代なら、見逃すこともなかったし、見逃してしまったら、「あああああああああ!」と頭を抱えて叫んだだろう。
さて、タイトルのアルバムをレンタルショップで借りてきた。 とても良い。
PART1のオープニンテーマの「ルパン・ルパン・ルパン……」と、延々連呼する曲からはじまる。 一番有名な「ルパン三世のテーマ」は、歌あり、歌なし含めて4ヴァージョンが収録されている。 ルパン三世関連のアルバムはたくさんある中で、これを選んだのは次元や五右衛門のテーマが入っていたからである。
PCに向かいながら、聴いていたら、「LOVE SQUALL」を増山江威子氏が歌ってるヴァージョンがあって驚いた。 正直、声優さんの中には、歌わない方がいい人が結構多くいて、ブルーになることがあるのだが、これは幻滅することがなかった。 いや、上手いとか下手とか超えて、「不二子が歌ってる!!!」というのがいいのかもしれない。 ワンコーラスなのが悲しい。作中で不二子が歌うシーンからカットしたのかと思ったが、どうやらそうではないらしい。 ちなみに、このアルバムでは、山田康雄氏の歌声も聴ける。 これも、「ルパンが歌ってる!!!」曲で素敵だった。 やはり、山田氏の死は早すぎた。
先日、テレビで、アニメキャラの人気投票をやっているのを観たが、ルパンが一位、次元、五右衛門、不二子、銭形というおなじみの面々も、揃って上位にいた。 「ルパン三世」は、やはり多くの人に支持されている。 ストーリーや、キャラクターに魅力があるのは勿論だが、音楽もかなりウェイトを占めているのではないかと、このアルバムを聴いて思った。 銭形のピンクのトレンチコートのせい(いや、それだけではないのだろうけど)で、物凄く評判の悪いテレビシリーズのPART3も、オープニングとエンディング(※このアルバムに収録されてない)はちゃんと覚えてるし、結構好きだったもんなぁ。
ちなみに、最高傑作と言われている劇場版「カリオストロの城」は、わたしにとっては、宮崎駿作品の最高傑作であり、ルパンシリーズの中では最高ではないと思っている。 一緒に連れて行ってというクラリスを突き放すあの名シーンにおいてのルパンの美学は非常に好きだった。 が、不二子を差し置いて小娘に心を奪われ、不二子に対して偉そうな口をきくルパンはルパンではない。
ちなみに、増山江威子の「LOVE SQUALL」について検索してるうちに、こんな同盟を発見。 どうやら、「次元と不二子」、「五右衛門と不二子」という組み合わせを愛する人たちもいるらしい。 うーん。そういうのも悪くない。決して悪くない。いや、寧ろ、それはそれで、とても良い。
と、いうことで、「ルパン三世」に耽溺するネットの旅に出る。
追記:見逃したと思っていたが、検索してみたら、「盗まれたルパン」は7月30日放映予定の模様。観よう。
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