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書くほどのこともない日常
日記とか、更新とか。

2003年06月25日(水) なにに対して金を払っているのか。

そろそろ、また中国茶が切れかけてきたので、買いに行った。
冷蔵庫に入れておく、がぶ飲み用は激安の烏龍茶。
あとは、緑牡丹と、黄金桂。
グラム換算すると、後者は前者の価格の十倍である。
しかし、見た目からして違う。


茶藝館に入り、包種茶を頼む。
硝子の窓越しに、通りを眺めて、ぼんやり、ゆったり過ごそうとしていたら、プランターの寄せ植えの中に、注意書きが。

『あなたのせいで、植物が枯れました。ここで犬に排泄させないで下さい』

「あなたのせいで」という、言葉は、身に覚えがなくても、一瞬、ぎょっとする。
しかも、その次が「排泄」である。
丹精した草木が枯れるのは腹立たしく、悲しいものなのだろうが、他に書きようは無かったのだろうか。
尿だの糞だの書かないだけマシと思うべきか?
しかし、お茶が美味しくても、その文字を見て、気分がいいはずも無い。

とっとと店を出て、お目当てのお茶と、いつもの中華菓子を買い、雑貨屋を見て回る。
帰りがけに寄った、お茶屋さんの中に、喫茶コーナーが出来ていた。
少し迷ったが、行動範囲内に新しい茶藝館が出来たら、とりあえず行っておきたい。
奇蘭を注文し、待っていると、グラスに入ったお茶が出てきた。
あたたかいのを注文したつもりだったのだが、言い間違えたか?
まあ、暑いし、冷たいのでもいいか、と思いつつ、グラスを持ってみると、熱くてびっくりした。

「熱いですよー。鉄分多いですから」

……そういうものなのか?
そういうものでも無い気がするのだが……

グラスの中ほどではなく、底に近いあたりを持つと、さほど熱くない。

……おい。
ちょっと待て。

この店、何度か来たことがある。
お茶を見ていると、試飲させてくれる店である。
その試飲というのが、まとめて濃い目に入れて、冷たくなったお茶を少しだけ茶杯に注ぎ、その上から熱いお湯を注ぐというものである。
試飲なら、それもいいだろう。
ちょっと味見するだけなんだし、タダなら文句も言わない。
だけど。
800円という値段をつけたお茶で同じ入れ方は、余りに酷くはないか?
決して安くは無い。
ちゃんとした茶器をテーブルの上まで持ってきて入れてくれる他の茶藝館並の値段つけといて、そんな入れ方してるんかい。
しかも、このグラス、100円ショップのだ。
何故判るかというと、うちで使ってるグラスと同じやつだからである。

……思いもかけず、うちで使ってる食器が安物だと白状することになってしまった。

とにかく、此処には二度と行かない。


800円あれば、種類にもよるが、50gの茶葉が買える。
一回お茶を飲むのに使うのは3gほど。
十五、六回は飲める贅沢な値段である。
自販機もコンビニもあり、話し込む連れもいないのに、わざわざ店に入るのは、疲れたから座りたいとか、涼みたいとかいうこと以外にも理由はあるのである。


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