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書くほどのこともない日常
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2003年05月14日(水) ものは言い様。

アートというものは、凡人には判らないものだと思っていた。

が、美術系の大学に進んだアリアを通じて、この人とか、この人とかと知り合ったり、更に、この人を創作仲間に引き込んだり、必ずしも、判らないものではないのだ、というように考えるようになった。
少なくとも、アートする人たちは、少なくとも、偏屈ではあっても、偏狭ではなかった。
アートする人と知り合ったからといって、アートを判ったわけではないのかもしれないが、つまりは、ド素人が、的外れなことを言ったって、少なくとも、この人たちは、許してくれるだろう、とたかを括ったのであった。

べつにわたしは、アートで商売したいとか、評論家になりたいとかいうのでは無い。
せいぜいがところ、たまーに美術館やデパートの展覧会に足を運んだり、画集や絵葉書を買う程度。
お気楽に、自分の中で、ボキャブラ天国の如く「シブ知8.1」とか「バカパク6.7」とか採点して、後は


好きか、否か
かっこいいか、否か
凄いか、否か


というような直感で良し悪しを決めて良いのだ、と思うことにした。

で、その直感で、思った。

これはともかくとして、これは、全部の項目で「否」だ、と。

アートの価値観には、上記のようなものだけでなく、


新しいか、否か


というものあるようだが、これが新しいのは、ウェブサイトやプログラムというものが新しいからだと思う。
と、いうことで、


欲しいか、否か


も、否。
たとえ、数年後、数十年後に、こういうものが、アートの世界で一ジャンルを形成したとしても、ブラクラもどきや、ニュースサイトのHTMLをいじってテキストを消しただけのアートなんぞ、わたしは認めん。


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