もう何度か書いているが、わたしの初恋のスポーツ選手にして、最愛のサッカー選手は、ドイツのオリバー・カーン選手である。
既に、あちこちで取り上げられているが、彼が浮気したらしい。 奥方は妊娠中で、あと数日で二番目の子供が産まれるというのもあって、非難囂々らしい。 相手がまた、水商売系の、一回りも年下のおねーちゃんで、お店でナンパ、自家用機でニース、モナコへと旅行してるところを撮られたっていうから、かなり舞い上がってたんだろうなぁ……
最初にこれを聞いたときには、「嘘っ!」と叫んだ。 今までにもあったガセだと思った。 しかし、マスコミに向けて「事実だ」とあっさり認めたと聞いて、更にぶっ飛んだ。
そして、この驚愕を分かち合ってくれそうな、カーン愛好家まめこさんにメールした。 まめこさんも、少なからず驚いていたらしいのだが…… その夜、チャットで語ったことをかいつまむと……
カーンにそんな度胸と甲斐性があったとは!
そんなおねーちゃんに引っかかるカーンって可愛いっ。
男前だぞ、カーン!
「妻の許に帰らなかった夜が数回あった」って、家に入れてもらえなかったんじゃないのか、カーン!
……わたしら、ほんとにファンか?
「サッカー選手としての能力は、些かも損なわれない」
でもなく、
「カーン様に限ってそんなことあるはずがない!嘘よっ!嘘なのよー!」
でもないのである。
「わたしたちが、カーンに関して悲しむことがあるとすれば、負傷か、病気か、引退するってときくらいだろうね」
と結論を出した。
「あのカーンが浮気!?」と、ショックは受けたが、それはイメージダウンでは決して無いのである。 カーンの私生活に興味が無いわけでも決して無い。 寧ろ、妻や娘に対する愛を語るカーンを素晴らしい男だとミーハーに思ってきた。 まんまとイメージ戦略に乗せられて、「男の中の男」「良き夫」「理想の父親像」なカーンの幻想に酔っていた。 が、今回の騒動で「しょうがない男」になってしまったカーンをいとおしく思ってしまうのだ。 綺麗なおねーちゃんの色香に迷い、いいかっこしたくて自家用機でニースに飛んでしまうカーンも、嫌いじゃないのだ。 あの「不屈の闘将」が、実は趣味が「株式投資」で、普段は「子煩悩な良き家庭人」という多面性が好きだったのだ。 で、そのブリリアントさに、今回「しょうがない男」という面が加わったのだ。 なんというか「いやー、やってくれるね」って感じである。 とことん意外性がある男だ。
え?ランディが同じことしたら? 無論、石抱かせてしっかり泥を吐かせた後で、逆さ磔。
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