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書くほどのこともない日常
日記とか、更新とか。

2002年03月18日(月) 親が来た。

前以て、「18日の朝、こちらを発つ」と聞いていたので、8時ごろ実家に電話をしたら、留守だった。
もう出たのか、と思って、9時過ぎに、父の携帯の方に電話をしたら、

「朝早く家を出て、今、沼津」



なんですと?
父よ、あなた、ポルシェかGTRにでも乗ってるのか?
朝、うちの実家を出たって……未だにまだ朝ですが、それでもう静岡?
と、思っていたら、家を出たのは、午前1時だと言う。
……父よ。午前1時は朝とは言わない。明け方でさえない。とっぷり真夜中の時間帯である。
やばいやばいやばい。夕方か夜だと思って暢気にしてたが、昼前に着いてしまうのではないか。
とにかく、近くまで来たら、迎えに行くから電話くれ、と言って、掃除機をかけた。

遅いなー、と思いつつ電話を待っていたのだが、かかってこないので、ベランダで洗濯物なんぞ干しかけてると、父が眼下で近所の住人に道を尋ねているところだった。

「おとーさん!?」

驚いて声をかけると、何度も電話してるのに、何故電話に出ないといきなり怒られた。

「嘘!こっちも待ってたのに……」

電話を見ると、思い切り受話器が外れていた。

あいやーーーー!!!

一年四ヶ月ぶりの再会で、しょっぱなから思い切り説教を喰らった。
はい、はい。わたしが悪うございました。

家に迎え入れるなり、台所に洗いものがたまっていることと、風呂場の黴についてまた説教される。
台所の洗いものは、下水管の老朽化で階下に水漏れするようになっていたため、工事が終わった前日まで水が流せなかったせいだし、風呂場に関しては、スチームクリーナー・パワフルシュシュでも手こずるほどの頑固なもので……と、言い訳する。

昼飯を食べに外に出た。
昼時だからしょうがないと言ってるにも関わらず、父が並ぶのを嫌がるので、空いている店に。
関西から遊びに来たというのに、関西に本店のあるお好み焼きのチェーン店に入ってどうするんだか。
父はそのままパチンコに行ってしまい(だからどうしてこんな遠出してまでパチンコを)、母と弟と共にうちへ。

夜は牡蠣鍋(と、いうより寄せ鍋になってしまった)。
考えてみれば、ランディは、父とゆっくり話すのは、

「お嬢さんと結婚させてください」


と申し込みに行ったとき以来である。
そのせいか、落ち着かず、十分余りでビール二本を空にしてしまった。

「もう一本」

と言うので「あかん。減らすと約束しただろう」と言うと、うちの両親が揃って「ビールくらい飲ませてやれ」と言うし、ランディは隅っこの方にわたしを呼んで、

「頼む。緊張して落ち着かないから今日だけ飲ませて。頼むからー」

と、ぼそぼそ泣きつくし……
しょうがないから、節酒はうちの両親がいるときだけは中断ということになってしまった。


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