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書くほどのこともない日常
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2001年11月03日(土) 覚えてしまった快感

以前、わたしは、自分が「金のかからない女」だと書いた。
確かに、間違いなく、世間一般的に、そうだと思う。

が、ランディに教えられた贅沢がある。
ゲームなんかは、ランディに出逢う前には、殆ど興味の無いものだった。
もうひとつは、靴である。
ランディは、スニーカーが大好きで、ヴィンテージ含めて相当数持っている。
わたしたちふたりに関しては、「一緒の買い物は揉める元」なのだが、それを互いに理解する前には、ランディにつきあって、古着やスニーカーを見に行った。
どう考えても、わたしにとっては「ださい」ものが、プレミアついてるのが信じられなかった。
ハイビスカス模様の、顔も知らない他人が履いていた形跡がありありのスニーカーが、定価より遙かに高い値段つけて売られていたのである。
当時は、ナイキのエアマックスやマイケル・ジョーダンモデルを履いていると、チーマー(半死語)に襲われて、それを奪われたりする時代だった。
理解できずに頭を抱えるわたしに、ランディは自分の靴をくれた。
「無茶言うな。サイズが違う。わたしの足は、あなたより2センチは小さい」と言ったが、まあ履いてみろというので、履いて歩いてみた。

信じられなかった。
ランディにつきあって歩き回って、わたしだけが疲れるのは、スニーカーや古着に興味が無いせいや、基礎体力が無いせいだけではなく、靴も原因のひとつだったのである。
「歩いてるうちに、足は浮腫むから、少しくらい大きめの靴でも大丈夫なんだよ」と、ランディは言った。
靴擦れが出来るのは、わたしの足の形が悪いというだけでなく、靴の方にも原因があったのである。
足の裏が痛くならない、ふくらはぎが痛まない、なんと腰も痛くない。
いわゆる、「目から鱗」状態だった。

以来、俗に言う「ハイテクスニーカー」の虜である。
でも、基本的に、わたしは「金のかからない女」なので、安いのを探すことにしている。
実は、こないだうちから、仕事の帰りに通りかかるスポーツ用品店で、安いナイキの長距離競技用の靴を見かけて気にはなっているのである。
が、購入を躊躇しているのは、それが、「エキデン」と呼ばれるモデルで、何故か、「勝」などという文字が目立つところに入っているせいである。

……これは、恥ずかしいよなぁ……

ああ、やっぱり、この件に関しては、「金のかからない女」返上しなきゃ。
靴にはうるさいことを言うようになってしまった。


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