日常妄想
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2002年06月29日(土) |
『噛み合わぬ優しさ』のこと。 |
+先日の件で、Aさんにいまさっきメールを出した。掲示板に書いたのでは読んでいただけないと思ったからだ。メールを送ったところで、削除されてしまったらおなじことだけど。
事件に対するわたしの姿勢に、Aさんはやはり腹を立てていた。呼び掛けをした際の書き込みが無くなっていたのだが、頭に来て削除をしたのだと言う。某サイトの掲示板で、Aさんが『説教をかまされた』とその時の様子を述べているのを読んでしまった。それに対するレスには、頭の悪いのは相手の方。放っときましょう、とある。要するに、綺麗事を言うバカは放っておけ、ということか。<頭の良し悪しは署名には関係無いと思うのですが(苦笑) わたしの考えかたは片寄っている自覚もあるので、読めばわかるが綺麗事もへったくれもない(わたしの書いた記事など読みたくもないだろうから、読んでも居ないのだろう)。とりあえず、わたし個人を含め、署名をしない側人間のことを示唆しており、事件に対する思いが深すぎて、ほかの考えを持つ人間の存在を信じられないと思っているが故のことだろう、とわりきってはみたのだったが、それでも、Aさんの言葉も含めて、哀しかった。
合作もする気が失せたとある。とりあえず、これは予想できたことだったので、あらかじめ、わたしはレスのなかで、描けないようでしたら遠慮なく言ってほしいと書いていたのだったが、この記事はたぶん、読んでいただけていない。だから、某掲示板で書き込みを読んだことを含めて、合作はやめましょうというメールを出したのだった。
向こうは、事件のためになりたいと思う優しさで動いている。わたしは、その優しさに対して、偽りを言いたくなかったから、自分の意見を自分の言葉で述べた。でも、それが擦れ違い、噛み合わない。もっとも、わたしは上手い嘘もつけないガキだが、それが嫌だったから、様子を見ていようと思いますと書いたのだったが、Aさんは、それにカッとなった模様。 ---------------------------------------------- ※私的サイトのBBSでやりとりをしていたが、協力を呼び掛ける書き込みはAさんの意向で削除されており、2回目のわたしのレスは、Aさんの目障りになるだろうとの考えと、かなりの長さがあったために、あらかじめ予告をしていたとおりに、意見の部分をBBSから外してあります。 ----------------------------------------------
もっと大人らしく振る舞ったらどうだと、某さん、あなたは言うだろうね。ハハ。( ̄▽ ̄) しかし、わたしは、当たり障りのない言葉ではぐらかしたり、前向きに検討するだのという、聞こえのいい言葉で気の無い返事を返すのが、真摯な言葉をかけてくれている相手に対して、すごく嫌だった。それで、正直に述べたのだったが、結果的に、それが相手の気に障ってしまった。わたしの行為を、優しさと言うのはおこがましいが、嘘も方便とも言うけれど、嘘は嫌だったんだよ……(苦笑)
はぐらかせばよかったのか。 協力をすると口先三寸で答えればよかったのか?
結局、危惧していたとおり、Aさんとはこのまま疎遠になるだろう。事件が納得のいく結末を迎えてもね。Aさん自身が、付合ってゆく気が失せたというようなことを言っている。一度信頼を失うと、その回復は難しいものだ。残念なことだが、どうにもならない。いまはきっと、なにを言っても綺麗事と鬱陶しがられ、弁解をしたところで、神経を逆撫ですることになるだろう。言いかたは悪いが、事件を客観視できるようになるまでは、駄目だろう。
事件のことで、思いの深さ故に感情的になっているであろうことは、よくわかる。それでも、自分たちの意見とは違うものを持つ人間を嘆き、軽蔑視するのは、いかがなものか。が……意見の異なる人間を、頭ではわかっていても、気持ちがどうしても許さないというのも、わかるのだ。だから、今回のことを、わたしは嘆かないし、怒りもしない。哀しいだけだ。メールを送った後に、泣きたくなった。
お互いに、優しさを押し付け合う結果になっている。それが噛み合わず、どちらにも悪気は無いのに、結果的に、擦れ違ってゆく。人間の、哀しい一途さ。わかってほしいという、やり場の無い気持ちが、つらくて仕方無い。
事件のことは、この件のこともあり、つらつらと考え続けていた。 あれをなんとも思わない人間が、どこにいるというの。 失われた命は戻らないのだから、本当の解決は無いだろう。だから、せめて犯人が自分のしたことに気づき、その罪を負って生きることを、心から願っている。
(0630 03:26 UP)
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