日常妄想
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2002年04月07日(日) 『ロード・オブ・ザ・リング2回目観ました』のこと。

+んー。フロドがいっぱい(笑) わたしの部屋には今、いたるところにフロドの顔がある。パンフだの関連図書だのが散乱してるためだ。フロドにハマっているファンて居ないのかな。レゴラスの名前ばかりで、あんまし聞かないのだが。男性なのに、イライジャっていう名前なのが、ちょっと不思議。イライザという名前は女性のものだという認識(?)があるのだけど、イライジャだと男性名前になるのだろうか。
レゴラスもアラゴルンもいいが、わたしはかれも美形と思う。ギリシャ彫刻のような、端正な顔をしている。澄んだ大きな瞳は、フロドの人物像に、純真さや繊細さを思わせてくれて、とても惹かれる。ガンダルフを思って涙を流すところなど、美しくて印象的だ。余計に、感情的になって、物語に引き込まれてしまう。笑顔もいいな。前歯にちょっと隙間のあるところなど、チャーミングじゃないですか(⌒ー⌒) 綺麗なだけじゃなくて、愛嬌や、あたたかみを感じて好ましい。『ホビットが耽美系』とおっしゃったかたがいたが、ホント、わたしもフロドは耽美系と思うなぁ。

+6日、ロード・オブ・ザ・リングを観に行ってきました(2回目)。ますますハマってしまった。帰りがけに、公式ガイドブックをGET。エンヤの曲もほしくてたまらない。エンヤはもともとファンだったので、もう、余計にほしくてたまらない ( ̄▽ ̄) あー。MAY IT BE(つづりはこれでいいのかしらんι)のイントロが回る。通しで聴きたい。歌いたい。ハープが弾けるようになったら、マスターしたい。
最初に観たとき、終盤で、なんたることか、トイレに行きたくなってしまい、我慢しながら観ていて、クレジットロールが出たところで席を立ってしまったので、せっかくの曲をゆっくりと聴けなかったという経緯があるのだけど、今回は、テーマ曲もしっかりと聴くことができました。もー限界だあああ!!!! というところまで、わたくしの膀胱は緊迫していたのだが、どうしても抜けたくなくて、ストーリイが終わるところまで気合いで我慢していたのだ(笑)

2回目であっても、やっぱりいいね(⌒ー⌒) 一度観ただけでは見落としていた部分にも気づくことができるし。話の筋は分かっているのに、やっぱりドキドキしたり、胸を打たれたりとかする。1回目に観たあとで、原作(文庫版)の『旅の仲間』を読んだので、雪山のシーンで、みんなは雪に埋もれながら歩いているのに、レゴラスは雪の上を歩いている、というのもわかったりとか。
友達のあいだでは、エルフの射手、レゴラス人気高し。いろいろなサイトさんでも、レゴラスの名前をよく見かける。やー。確かにいいっス。弓を居る動作や、なんとなくはかなげな感じや、思慮深そうな感じが、とても素敵だ。

ちなみに、異性という観点からいくと、わたしの好みは馳夫さんこと(笑)アラゴルンである。粗野な印象のなかに、知性が同居しているタイプで、ツボだったりして。ヒゲも大きなポイントだ。近頃、わたしはどうもヒゲ好き傾向がある。スターウォーズのおやぢ(酷!!・笑 しかも名前忘れてるよ……リーアム・ニーソン演する師匠。)も好きだったしね。ボロミアもヒゲだけど、タイプがまた違うんだな、これが。影が感じられないというか。ミステリアスな感じも、ハマリ要素のひとつなので、ボロミアよりも、馳夫さんのが良なのだ。
ヒゲのキャラが気になるようになったのは、たぶん、自分の持ちキャラに無精ヒゲを生やした奴を作ってからである。どうなの?(笑) わたしはいつも、そいつを『おやぢ』という愛称で呼んでいて(愛称・笑)、以来、気に入った男性キャラ(ヒゲ付き、年増)をおなじように『おやぢ』と呼んでいる。

+ロード・オブ・ザ・リングは、ビジュアル面が本当にいい。キャスティングがうまいと思う。民族性がきっちりとわかる、というのかな。エルフだったらエルフという民族、ホビットならホビット。そういう人種のひとたちなのだという、血統が、外見できちんとわかる。わけられているのだ。顔つきや体つきに、民族ごとに統一感がある感じがする。衣装や髪型をおんなじにしているっていう、オプションで揃えるんじゃなくって、雰囲気とか。リアリティがあると思う。(エルフ耳っつーか、尖り耳がよくできてて、ちょっちうらやましいと思うのはわたしだけか。)
そういや、アラゴルンとボロミアの見分けがつかないとこぼしていた女の子がいたが、そういうひと、多いのかな。確かにわかんない感じもする。かく言うわたしも、はじめはずいぶん困ってたりして(笑)<髪の色が明るいのがボロミア、と覚えた。あと、楯を装備してる、とか。

あと数回とは言わず、何度でも観たい作品。DVDが出たら、迷わず入手するだろう。間違い無く、わたしのなかでの、現在の映画ベストワン作品は、この、ロード・オブ・ザ・リングだ。あと2本も続きを観ることができるだなんて、すごく嬉しい。しかし、来年……来年か……
スターウォーズといい、ハリポタといい、年をまたぐ作品がほかにもあるので、しばらくは映画に事欠かないという感じの昨今ですが(笑)、わたしがもっとも心待ちにしているのは、やっぱりロード・オブ・ザ・リングだ。素晴らしい作品を目にすることができて、嬉しくて仕方ない。わたしはどうも、原作本の文章に馴染めないので、この映画が無ければ、『指輪物語』の面白さ自体を知ることができなかったかもしれないし。
『指輪物語』が、現代ファンタジイの源流となっている、という記述を、以前からよく目にしていて、作品の存在自体は知っており、文庫が新装版として発売されたときに、これをきっかけに読んでやろうと、『旅の仲間』4冊を買っていたのよね。だけど、なかなか手を出せなかったのだ。

自分のなかの『読みにくさ』は、ちょっと変えようが無いのだが(翻訳が変わったらまた違うかもしれない)、映画として観ることで、物語を垣間見ることができる。しかも、素晴らしい映像として。映画は、時間の制約があるから、当然、原作とは違う部分もあろうが、下地にしているものは同じはず。少なくとも、原作の世界に入り込むためのきっかけを作ってくれたことは、確かなことだ。古典の名作に、自分にとり最高の形で触れることができて、本当に嬉しい。もー、好き好きだぁ!! <落ち着け。

関係無いが、フロドの譲り受けた剣は『STING』という。
ミスリルの語源となっている単語のひとつは、灰色という意味の単語、『mith』である。
なんだか、縁を感じてしまう。
(スティングは言わずもがな。後者は、aを入れるとmiath、つまりわたしのハンドルであり、しかも灰色…… 灰色は銀色にも通じる好きな色で、私的サイトのテーマカラーとして使ってもいる色だ。)

映画には、また行ってしまいそうな気配(笑)
わたしのロード・オブ・ザ・リング熱は、当分冷めそうにない。


(0408 01:59 UP)


書いてる人:ミァハ(双星たかはる)
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