日常妄想
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2002年02月20日(水) 『いつも半端できたことの応酬』のこと。

+あのー。Geo、落ちてませんでしたかι IEの調子が悪いので、現在ネスケの6.2(for Mac)でネットをしてるのだけど、ジオシティーズのサイトを、どこも見ることができないっスよ。対応してないとか? ハーボットも、確かMIDPLUGもまだ未対応だしなぁ。

+面接。昨日行ってきました。2時間半。会社案内のパンフを読み、お話を伺ってきました。わたしは、正直言って、どうしたらいいのか、考えれば考えるほどわからない。すぐに仕事に入りたい、というか、入らねばならない、といった状態なのに、それができない。そして、面接で弾かれた、というわけでもない。否でもなく応でもないという状態で、そんなわたしにできることは、ここを諦めてほかをあたるか、さもなくば、自分の入ることのできる仕事がくるまで待つか。
現在の自分のできる範囲でHTMLを書き(ソフトを使わずに書けるか、HTMLの構造をどれくらいわかっているか、というのを知ってもらうため。)、やる気やレベルのデータを取ってもらい、それに合った仕事に振り分けていただけるのを待つか、さっさと次をあたるか、なのだ。

今の自分の力量の目安をつけてもらうことについては、別に問題は無い。仕事を得るためには、自分を知ってもらう必要がある。履歴書を書くのとおなじだ。HTMLは、タグの本も持っているし、ソースをいつも見るようにしているし、GoLiveの使い方がわからなかったから、逆引きという感じで、まず自分でタグを打ってから、その設定がどこのウインドウに入るのか──つまり、どのウインドウでなにが設定できるのか、というのを確認していたので、本当に簡単なものなら、本を見なくても書ける(あ。スペルがアヤシイか・笑)。だから、ソースを自分で書いて、それを見てもらうという点について、問題を感じているわけではない。さっさとやることをやればいいのである。

とにかく、面接に通らなければ働けない、というのではなく、面接自体には、合否は無い状態で、わたしのやる気と、取引先のニーズが噛み合えば、仕事を始めることができる。合否は無い。しかし、すぐに仕事に就けるのかといえば、否。自分の受け入れ先が見つからなければ、それまで仕事ができないのである。長いひとで、半年何も無い場合があるらしい。そういった事態もあり得るので、仕事に入れるまでのあいだに、自分でどこかバイトを探して場を繋ぐ……ということもあるようだ。

需要と供給が合わなければ、仕事は無い。厳密にいえば、それはどんな職業でもおなじことだが、『会社に入ったから給料がもらえる』というわけではなく、完全な能力給であり、どれほどの仕事に携わり、どういう仕事をしたのかというのがすべてで(そういや、基本給、という言葉を聞かなかった。目安として、どれくらいの額を希望するかは聞かれたが)、『祝・ご就職』となるためには結局、自分の入ることのできる仕事を待たねばならない。ボーナスや退職金などの、いわゆる『どれだけ会社に尽くしたか』で支払われる報酬の類も無く(各種保険、交通費は支給される)、本当に、『仕事をしたぶんしかもらえない』。

仕事は、自分のオフィスではなく、常に出向先で仕事をする、という感じのようだ。この部分は、面接をするまで全く知らなかった点で、正直、参った。どの会社が、どこが自分の勤務先になるのかがわからない。いきなり地方に行かねばならない、なんてことは恐らく無いだろうが、どうなっちゃうんだろう、という感じである。自分で仕事先を探して、そこで就職をしたほうが、勤務地が変わるわけでなし、ボーナスもすくなかれ、支給されるやも、と思ってしまう。ここで勤める意味がわからなくなる。自分のポジションがわからない。それこそ、派遣会社に登録をして、仕事を提供してもらうというのと、どこが違うのか、丁寧な説明を聞いても、どうも首をひねってしまう。
わたしは個人経営の小さい会社に長くいたので、世の中で仕事をするとはどういうことか、会社で仕事をするのはどういうことかなど、少しもわかっていないと思う(企業の仕組みとかね…)。そういう、社会を詳しく知らない部分があるせいなのか、どうしても自分のポジションを見出せない。明確なものを見ることができないでいる。

グズグズしている余地は無いので、早く仕事に入りたい。けれど、自分の身の振り先がわからない。すぐに仕事に就けるかどうかもわからない。いますぐに仕事に就けたとしても、この会社では、取引先からの振り込みなどを踏まえて、ひと月単位に給料の支払いをするのではなく、平均して、35~45日ほどの日数を置くらしい。はっきりいって、苦しい。もう、この時点で自分には無理なのではという気持ちが頭をもたげる。というか、実際、生活費どうすんの、という感じである( ̄▽ ̄)

この会社の主な仕事のひとつに、技術者の独立支援、というのがある。そのとおり、社員にしても、この会社を基盤に、どんどんいろいろな仕事に参加して、スキルアップを図ることができる。つねに前向きに仕事を覚え、現場に身を置き、専門的知識を身につけて、いつかは夢の一戸建て、みたいな(チト違う・笑)、そういう、目標のあるひとにはとても向いている。だけど、わたしはどうだろう? 趣味が仕事になったらいいなとか、自分じゃ勉強するの難しいから、仕事をしながら覚えたいとか、その程度で果たしてやっていけるのか。サーバを運営したいとか、SEやPGとして、いっぱしに稼げるようになりたいだとか、具体的な志、みたいなものが、何も無いのである。生活をするための糧、つまり、お金のため。どうせ働くなら、趣味と実益をかねた仕事がいい。一石二鳥。勉強をしたいと思ってはいるが、そんなもんなのである。

どういう感じの仕事であるのか、実際に勤めてみるのも手である。別に年契約をするわけでなし。一度契約してしまうと辞められぬ、ということもない。案ずるより産むが易しの気持ちで、いっぺん、外の世界を体験してみるのも手だ。とはいえ、どうしたらいいのか、途方に暮れる。失業保険の切れる前に仕事を探すべきだったね、とは、言うだけ無駄なことので言わない。確かに、生活の保証の利くあいだなら、精神的に余裕もあって、「やってみるか」で済んでいたかもしれない。
ともあれ、動かなくてはどうにもならない。Run with myself。悩んでたって、お金は入らぬ……(泣笑)

学生の頃はよかったよ。自分の小遣いのことだけ心配してりゃよかったのだから。自分のための勉強をして(と言っても、お約束として、こういうのは後悔の念として、あとから強く思うことであり。)、本当に、好き勝手やっていれば済んでいた。もっとも、親に迷惑を掛けないようにはしていたし、我が家の財政も、それほど困難ではなかったような。やれやれ。

昨日は、布団に入ったら泣けてきた。面接で、いろいろな話を聞いている途中でも、なんだか泣きそうになって、親切にお話をしてくださった担当のかたを、当惑させてしまった。印刷会社に入って2年目だったか、FXを500から1000に買い替えて、その講習の最終日に泣いたことを思い出した。マウスもついていないような初期の機種から、最新機種への乗り換えで、パソコンと接することもなかったわたしは、マウス自体、扱うのが初めてだった。自分の社内に、その機械が使えるひとが他にいるわけでもなく、自分でなにからなにまで覚えながら、仕事を進めなければならない。
わたしは、講習に来ていたほかのふたりよりも覚えが悪く(もっとも、500なんて使ってたの、わたしだけだったけど)、その悔しさと、当時にはもう、人員整理で、FXを扱うのは自分だけという状態になっていたので、自分が覚えられないでどうするの、というプレッシャーがドーンときて、講習後、講師をしていたメーカーのひとと話をしている途中で、泣いてしまった。そのときの気持ちが、リアルに蘇ってきた。

こういうときほど、プレッシャーと不安に弱い自分を、自覚するときが無いね(苦笑) 自分のするべきことはわかってるのだけど、気持ちや能力といった、自分の状態がそれに追いつかなくて、それを悔しいと思う気持ちが、ストレスに拍車をかけて、言うなれば、ぷちパニック状態である。どうすればいいのかと追い込まれ、泣けてきてしまうのだ。
ちなみにわたくし、日常生活のなかでは、ほとんど泣くことが無いので(人前では泣けないタイプでもある)、こうしたシチュエーションでしょっちゅう泣いてるわけではありませんので、あしからず…( ̄▽ ̄)

とにかく、ヤル気いっぱいの前向きなひと向け(な感じ)の会社のお話を聞いて、わたしは、仕事について、今まで自分は、その場しのぎというか、『働けばいいや』というような気持ちで臨んでいたと、思った。仕事自体は、イヤイヤながらも一生懸命はしていたけれど、なんか、仕事と割り切って、例えば、その道を極めようだとか、自分のために、更にいい環境のところに転職をして、手に職をつけようとかなんて、考えもしなかったし、かといって、イラストで仕事をするための努力をすることもせず、ただこなすだけの仕事にダラダラと引き摺られて過ごしていた。
自分の状態は、よくわかっているつもりでいたが、愕然とした。

駄目だったら、そのとき考えればいいよ。やらなければわからない。
ウダウダしている時間はもう無いのだし。
やー。しかし、ちょっとなぁ……気になる点があったりして。やーι


(0221 02:53 UP)


書いてる人:ミァハ(双星たかはる)
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