この現場ではアリババという言葉は「盗む」という意味で語られます。 (インドで一般的なのかはよくわかりません) まあ千夜一夜物語のアリババと40人の盗賊から来ているのですが、本来の物語ではアリババは正直者の代表だったはずなのに可哀想ですね(笑)。
例の調査ボーリングの段取りで作った雨宿り用の仮小屋の柱で使われていた単管パイプが夜中にアリババされました。今日の朝現場に行ってみたら、小屋のあった場所に屋根で使われていたトタンが転がっているだけでした。
最初は何で小屋をばらしたのだろうと思っていたら、柱の単管をアリババされたとの事。アリババしたのは誰かはっきりわかりませんが、ここでは少し気を抜くと物をアリババされてしまうので、仕事をしない夜でもWatchmanを付けて警戒をするようにしています。
しかし調査ボーリングの場所は夜勤でも作業したりWatchmanが巡回している場所から離れているので、あっという間にアリババされてしまいました。
しかしあんなひん曲がった単管パイプを4本アリババしてどうするのか、と思うのは日本人的な発想で、彼らにしてみれば石でも何でも使えそうな物は持っていってしまいますからね。
おかげでサブコンがこんなんじゃこれから給水パイプやボーリングマシンを設置しなければならないのにアリババされたら仕事にならないと、腰が引けた発言をして段取りが更に遅れそうです。
うーむ何とかせんとなぁ。 でも少ない人数(1〜2人)で見張ると危ないので(アリババは40人ではないがやはり5〜6人以上でたまに武装している)、簡単に人を付けろという指示ができないのがツライところなんですよ。武器の携帯は難しいですしね。
しかししばらく忘れていたけど治安は悪かったのを思い出さされました。
昨日の夕食メニュー
メインディッシュ…アジの開き 小鉢物…肉じゃが、ピーマンとひき肉のピリ辛炒め スープ…味噌汁(ワカメ、薄揚げ入り)
今日はデザートにさくらんぼが出ました。 ジャムシェドプールの町に人を送りに行ったドライバーに買ってきてもらったそうです。
ここでも高級果物らしく、印刷されたダンボールに箱詰めされていましたね。カシミールのフレッシュチェリーと書いてあるけど本当なのかな。
箱を開けたところです。 たまに傷ついた物もありますが、総じて同じような大きさを集めておいしそうです。
でもまだ時期的に早いのか、白っぽい物も多く見られます。箱の表書きには100と書いてあったのでたぶん一箱100Rsだったのでしょう。 何個入っているのかな。
この皿に分けてテーブルに出されました。まずこの皿で3皿出てきましたが全部は出していないのではないかな。大体、一皿に50個くらいありましたので、全部で150個以上という事ですね。
しかし150個以上入って100Rs(250円)は安いなぁ。
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