私は、子供の頃から昼寝が大嫌いだった。
気持ちよく寝たことなど一度も無く、
昼寝をすると必ず倦怠感と頭痛に悩まされた。

それは、風邪で熱を出している時も変わらず、
風邪で熱でうなされながら、浅い眠りで夢を見ては
頭痛でつらかった。
おまけに、私は小学校の低学年までは非常に体が弱く、
行事のたびに熱を出しては休んでいた。
ご近所の病院では、受付に顔を見せるだけで、
ちゃんと診察室に呼んでくれたほどだ。

寝なくちゃ治らないのに、寝ると頭痛と倦怠感・・・、
非常にやり場の無い気持ちだったわ。

それが、大人になり、何故か（？）結婚し、
夫の実家の美容院をやっている義妹に子供が出来て、
その姪っ子を、昼間子守をするようになった頃、
子供というのは昼寝が義務付けられているので（育児書で　笑）、
大体寝せるのだが、私は妹が店を出している実家ではなく、
その頃住んでいた、自分のアパートに連れて行って、
絵本を2冊読み、歌を歌って、自分も寝た振りをして、
姪っ子を寝せていた。
そして、姪っ子が寝ると、私はそっと起き出し、
夕飯の下ごしらえをするのがパターン化していた。

それが、たまに寝た振りしながら、私も本気で寝てしまうことがあり、
その頃から、すっかり昼寝の虜。
だって、何故か頭痛も倦怠感もなくなっていたからである。
そうすると、昼寝はすばらしいものになり、
今までを取り返すように、寝てばかりいる女になった（笑）
そして、寝ても寝ても、夜も眠れるのだ！

考えてみれば、姪っ子と一緒に、沢山歩いて、色んな所に行って、
一応、実家に出入りして気も使い、結構疲れていたのかもしれない。

それから今に至るまで、昼寝は私の大好きなものである。

寝る子は育つって、誰が言ったんだ？？
こんなに寝てるのに、やっぱり身長は150ｃｍのままだし、
体重もそうかわりは無い。

しかし、春休みで家にいた息子は、この一ヶ月と少しで3ｃｍ伸びた！！
友達が、「朝起きてこなくても起こさないで寝せておけば背が伸びる」と
言うので、試してみたのだ。
ちょっとー、卒業式にはいたズボン・・・明日の入学式は大丈夫だよね？？

あ〜ぁ、私も成長期に寝ておけばよかった・・・・。

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