目口覚書
■目口覚書■
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2003年03月06日(木) 今 めちゃめちゃ仕事が忙しい

この間、神戸本社で起こったミスの話を聞いた。

午後2時過ぎになって、
食堂から「お弁当、まだ引き取りに来られないんですがー?」
と内線が入ったらしい。

人を集めて仕事をする時、数十人分の弁当手配を社員食堂にするのだが、
担当者が書面でなく口頭の発注をしたらしい。

その日は、弁当は不要な日。
ましてや連絡が入ったのは すでに社員達は昼食を取った後で、
社内で食うという処理もままならぬ状態。


その話を聞いたとき、頭にすぐ浮んだのは
「もったいなーい」
「無駄な経費がかかったやん」
「原因は何よ」
「次、同じミスを起こさないには どうすべきか」
「責任は誰」
「食堂の担当者のミスでもあるよな」
「経費はどこもちになるんやろ」

とまぁ そんなことがつらつらと。


ところが、我プロジェクトの神戸リーダーは何と言ったか。


「謝りにいったのか。
お弁当を作った人に 申し訳ない。
誰が悪いのか の前に、謝れ」



彼の言った言葉を人づてに聞いて
私は大いに自分を恥じた。



犯人探しやコストや問題解決や・・・・
そんなことばかり考えた自分。

それを作った人がいるのに、
それをすべて無駄にしてしまったこと。
それに対して「ごめんなさい」と思わない人間。
リーダーは、それを多いに嘆いていた。



私は、そんな事を言葉に出せる人と
一緒に仕事ができる事を誇りに思う。

私の所属するプロジェクトは、
来月から子会社化され、彼は取締役となる。
人が活き活き仕事ができるような環境作り
それが我々の仕事である。


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