目口覚書
■目口覚書■
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2002年10月20日(日) ミステリーウォーキング

荒川のずーっと向こうにいる友人とこっちにいる私とで
お互いに距離縮め合い どこでぶつかるかは
行き当たりばったりの待ち合わせ。
何時にどこで会えるかは、いや会えるかどうかもわからん逢引。

わたしは歩き あちらはマウンテンバイク。
曇天の中 てくてく歩き開始。

携帯電話で「そっちが来るのは 川の外側?内側?」
こんな連絡とっても、どっちが外側やねんちゅーことで埒あかず。


ひたすらてくてく。
ひたすらてくてく。
なんて気持ちよいのでしょう。

途中ヒップアップのストレッチなんぞやってみたり、
犬のうんこを踏まないように気をつけたり、
子供のスケートボードを奪いたく思ったり、

ひたすらてくてく。
ひたすらてくてく。

遊園地の観覧車はかなり小さくなってきた。
前にここまで来たときは、あまりにもへとへとになったので
帰りはバスにしたのに、今は毎朝徒歩ってるおかげなのか
じぇーんじぇん平気さ。

途中「今 海から何キロ地点?」と携帯メールが入る。
へ?う,海から?

道々、青い道標があってそこに河口から○キロと
表示されているのにやっと気づく。
川は流れに沿って右岸左岸というのも知る。

「わたしは右岸だ。今16キロ地点!」とレス発射。

「○○の建物を中心に川口寄り?葛西寄り?」と相手から。
そゆ方向感覚ないので戸惑う。
神戸出身者には上とか下とか言って欲しい。
それでなければ、北海道寄りとか九州寄りとか。
よけいわからんか。

そろそろ会えそうな地点で、ゆっくりゆっくりストレッチ。
土手の向こうから 結った髪をふわんふわんさせて
マウンテンバイクの友がやってきた。

二人とも昼前に家を出てるので 
喉はカラカラ腹ぺこ状態。
さっそく大きな橋を渡って向こう岸の焼肉屋へ。

昼の生ビールのなんて美味いことよ。
昼の塩タンとホルモンとミノとにんにくカルビの奏でるハーモニー♪

胃袋は幸せ。
でも二人とも悩み多きマダァム。
あーだこーだとディスカッションを2時間行い、
また来た橋を戻る。

眼下に、川岸の大きな濁った水溜り。そこに うごめくもの。
それは結構な大きさの亀。

亀は 首を出したり潜ったり きっちゃない棲家を縦横無尽。
その水溜まりから 2mもしないところに 大きな大きな荒川があるのに。
おまえは そこがいいのかい。
それとも 川の流れから そこへ移住したのかい。

にんにく臭い笑い声を吐きつつ 私たちは亀をずっと見ていた。






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