目口覚書
■目口覚書■
ごめんください
どちらさまですか
お入りください ありがとう

2002年09月15日(日) お母さんお誕生日おめっと。

HPのトップから日記をはずしたのは、
ダンナさんの仕事関係の人々が訪れるから。

そんなことしても探そうと思えば簡単だろうけど、
会社の人達、決してダンナさんに問うたりせぬよう。切望。

++++++

9月に入るや否や訪れた恐ろしい日々を
心の整理の為に記す事も何度か考えた。

でも、文字にするとどうみても加害者と被害者の姿が浮かぶ。
ダンナさん自身も「100%俺が悪い」と認めている。
彼が最も憎んでいた「理不尽」に、今彼がどっぷりと身を置く。
その罪悪感に身悶えしながらも 自分の欲望を押し留められずにいる。

わたしは 被害者ではないし、彼は 加害者ではない。
わたしは 決して彼を憎まないし この現象にはへこたれさせられているが
その中にも 己の未熟さを思い知ることも出来、様々なことに気付かせられた。
気付かせてくれたきっかけに感謝しよう。
だから、わたしはここに書かないでいる。

++++++

去年の9月の日記には、結局は叶わなかった願いが書かれている。

あの時の命が、もし生き続けていれば 今頃は生後2,3ヶ月だ。
夜泣きの激しいその時期と、この現象がブッキングしたら
わたしの心はパリンと割れていたに違いない。

だから予防線を張っていなくなったのではない。それは確信。
もし生まれていれば、最初からこんな出来事も起きなかったかもしれない。
そんな不毛な「たら・れば」を言っている自分を自嘲。

++++++
おとといの晩、ダンナさんが家を出た。
その日は まるで一気に秋がやってきたような肌寒さ。
玄関を見ると、革靴もスニーカーもそのまま。あぁサンダルで出ていったんだ。
今は いくらでも夜を徹して過ごせる場所があるとはいえ
寒くはないだろうか。半袖で、風邪ひいてはいないだろうか。
 あぁ神様 どうかどうかあの人を温かい場所に

もう一生戻らないかもと思ったり、彼が決して見限れない身内(実家)が
いる限り絶対戻ってくると思ったり、もしかしたら実家に戻ったか、
いやそんなはずはない 今晩も戻らなかったら電話してみよう
思いだけがぐるぐると ただぐるぐると。

そして 夕方 帰ってきた。
手にはコンビニ袋。どうやら食欲もないわけではないみたい。

あぁ あぁ 神様 ありがとう。
わたしの望みをきいてくれてありがとう。元気なら それだけでいい
まじでそう思う。
「寒かったでしょう」そう一言だけ言って迎え入れ、
昨夜はどこに とも何も会話はしなかった。
入れ違いにわたしが出かける。

わたしがいたら気詰まりだろう。
少しでも同じ空気を吸わなくていいように、夜働く場所を探しに出た。
はじめてひとりでパチンコ屋で遊戯。
いつも彼が座ってた36番の隣の台で、二箱出す。しめて14500円。
あたし、何やってんだろ。

日付けがかわって帰宅しても 心配する人間はいない。
おととい あなたが言ったあの言葉は、刺さったまま抜けない。







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ルージュの伝言は、あの人のママに告げ口をしているが、
私は誰も心配も傷もつけたくないので 伝言すらできずうろうろうろつく。


充分学習したから いっぱい傷ついて傷つけて いっぱい泣いたから
最後だとおもったけど、神様 まだ足りてませんか。
わたしは、どんなことも許すことが 課題ですか。 


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