私たちは朝6時に眠る。 別に、魚河岸から帰った魚屋ではないけれど。
おふとんの中で、つらつらとしょうもないこと話しながら どちらからともなく、寝息という名のいびきをかきはじめると 本日もおしまい、だったのに。
ボカッ!
殴られた。
寝入りばなに、高い所から落ちるようになることありませんか? ぶるっと震えたら 必ず相手を起こして笑うのが習慣(意地悪)なので てっきりそれかと思いました。 「いったぃいいいい!!もう〜っ 高いとこから落ちたん?」
「ふにゃ・・いや・・戦ってたんだよ・・・」
そう一言言い残して彼は黄泉の国へ旅だった。 わたしの胸板の痛みはどこへもやるすべはなく、 寝入りばなにすぐ戦わなくちゃならない夫が哀れである。
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