Simple Song
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2003年10月05日(日) 大通りにて。

デパートから出てきてほっと
息をついて、ぼんやりと秋空を眺めたら
遠くから、軽快なコンガの甲高い音が響いてきた。
しばし、耳を澄ましながらその音の出所まで
ふらふらと歩いていく。

まるで童話の笛吹きにつられる子供みたいに。

その、演奏者の右後方のベンチに座って
小説を読みながらずっと、そのリズムを刻んでいた。


私は、今日はやたらに後ろ向き。
この秋の晴天のようだ。
1時間後、雨が降り出した。
まるで、そのまま、秋の空。

あのコンガ演奏者は、どうしたんだろう。
雨に降られたら、太鼓はダメになるだろうし。

私は、やっぱり。
そうしようと、ベンチに座って
なんとなく決めてしまった。
もう、迷いは無い。


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