雑記

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2001年10月16日(火) まだまだ部屋に何かいる、ということ。

今の部屋に引っ越して1ヶ月程だったと思うが、部屋の中でゴキブリを見た。その大きさと赤みの茶色から想像するにそれはおそらく成体になっていないもので、部屋のどこかに卵があったんじゃないかと多少心配に思っていたが、その後は一切姿を見ることはなく、開けたままにしていたべランダの戸から入り込んできたものだったんだろう、と適当に片付けていた。しかし最近になって妙な気配を感じることがある。

ゴキブリという生き物に関して、実は形とか動きはそんなに嫌いじゃない。色は黒く光っていて格好良いし、実は飛べるくせに、素早く移動することのために進化した(あくまで昆虫と言うカテゴリの中で)無駄のない形状や、まるでその存在を誇示する無駄なエアロのような触覚など、細かい点については単純にかっちょいいと思うことも多い。しかし何より不気味であることはやはりその存在であると思う。勝手に人の部屋のゴミを食うなら食うでいいから、できる事ならたまに姿を見せたりするのはやめていただきたい。
いや、むしろ2匹3匹なら虫かごかなんかで飼育した方がいいのかもしれない。
書いてて気分が悪くなってきた・・・(涙)。

そういうわけで、清潔な部屋を保つために我々人間は何かしらの策を講じねばならない。とは言っても置きっぱなしのゴキブリホイホイ等の装備はあくまで補助的なものだし、適当に薬品を散布するスプレーなどはそもそもの部屋の環境にも影響を及ぼすし、なによりガス攻撃というものをオレ的南極条約が許さない。で、ひと月少し前に購入した電動式のエアガンの出番なわけですよ。
これは内蔵した乾電池とモーターによりポンプの空気を圧縮し6mmのBB弾を発射するもので、そういう仕組みから大した威力がないことがあんまりだったり、弱いのは弱いなりに安定した圧力で連続した射撃が出来ていい感じだったり、要するにあんまし使い道の無かったおもちゃなんですな。ところが最近これが対ゴキブリ用の強力なウェポンになることが判ったわけですよ。
前述の弱点についても、その破壊力の中途半端さのおかげで、狭い部屋の中で兆弾による2次被害をそんなに考えずともいいし、さらにあまりに強力なものだと命中しても標的の1部を破壊するに留まり肝心の本体が逃げてしまう可能性もあるわけです。まあこれは射撃の技術による所も大きいのですが。また、モーター駆動によるコッキングはいわゆるシングルアクションでの連射も可能であり、これは敵の素早い動きに対応するために有効であることは言うまでもありません。

なんてことを風呂で考えていたら居ても立ってもいられなくなりました。ユニットバスじゃないんで隠れる所はいくらでもあるし、こっちは丸腰だし。頭とか洗っていて上から落ちてきたりしたらどうしよう・・・。
もう殺したりしないから、お願いだからもう2度と姿を見せないで・・・。


次郎吉 |MAILHomePage