日記でもなく、手紙でもなく
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2004年01月20日(火) ポール・モーリアの国内オリジナル・アルバムBOXセット

 1960年代から70年代にかけて、日本で発売されたポール・モーリアのオリジナル・アルバムが、そのままCD化された。限定盤でしかも個々にバラ売りされないのは残念だが、ボックス・セットのVol.1&2、各ボックスには10枚のアルバムが、当時の見開きジャケットの縮小CDサイズで収められている。
 当初は12月の半ばに出る予定だったものが、1ヶ月延びたようだ。

 12月にHMVで取り寄せてもらうことにしていたら、やっと今日入荷したという連絡があった。

 数曲入りCDがそれぞれ1枚オマケでついている。ボックス外側にも、過去LPで発売された時の写真が付いており、それを見るだけでも本当に懐かしいような気持ちにおそわれる。
 LPからCDへメディアが変わっていく80年代頃だったと思うが、数寄屋橋のハンターを週一回くらいは必ず覗いていた時期がある。その頃には、ちょうどこのボックス・セットに収められているような、初期のモーリアのアルバムでも、良く見かけたものだった。価格も700円〜1000円ほどで出ていた記憶もある。

 それを結構買い込んでいたつもりだったが、それでも今回のボックス・セットのジャケットを見ると、2枚ほどは(当時の中古店でも)見かけたことのない盤。

 なお、今まではこの60〜70年代半ば頃の録音のCD化は、モーリア自身が(編曲や録音面で気に入らない部分などがあったりして)封印してしまい、一部の曲を除いてCDとしては発売されてこなかったという。今回のCD化再発も、日本だけの発売になるらしい。
 確かに、日本にはその初期から、モーリアの熱烈なファンがかなりいることも関係があるのだろう。
 今後、このボックス・セットのVol.3やVol.4なども予定されているということで、それも楽しみではあるが、もう一方では、モーリアがとりわけ輝いていた時期の録音というのは、今回の内容に凝縮されているような気もするところ。
 
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 他にセール中の店頭を見ていて、M&Iレーベルから出ているかなり多数のアイテムが15%引きになっており、今まで結構気になりながら手を出していなかったヨーロピアン・ジャズ・トリオの「哀愁のヨーロッパ」「幻想のアダージョ」「悲しみのアンジー」「哀愁のリベルタンゴ」「マドンナの宝石」、仲宗根かほるの「フレグランス」「TABOO」「パパはマンボがお好き」の8点をまとめて入手する。


riviera70fm |MAIL