日記でもなく、手紙でもなく
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東京大学総合研究博物館で、今日まで開催されていた<真贋のはざま/贋作捏造からデュシャンまで>展ですが、結局ここまで開館時間内に辿り着けず、行くのを諦めてしまいました。
新聞記事などでも取り上げられ、「コピーや贋物の意味と効用を再検討するとともに、オリジナル(真)の概念の曖昧さを問う」というような内容でした。ある意味で、普通の美術展ですと、そのバックヤードの作業にあたる領域。それをテーマ化した展覧会とでもいうべき内容です。 ただ、そこに積極的な意味を見つけようとしているところに、一番大きな価値があるのではないか、とも思っていたのですが。
東大には何回か以前行ったことはありましたが、総合研究博物館なるものがあったことは、この展覧会が開かれるということで、初めてその存在を知りました。
ただこの展覧会、夕方の4時までなのです。家でうだうだしていたり、ここへ向かうにあたって、途中のターミナルなどでうろうろしていると、土日の休みの日なんかですと、会場に着くのがこの時刻くらいになってしまいかねません。 昨日も、行こうかと思いながら、電車に乗ったときは、本郷三丁目の駅に着くと、4時を回ってしまうことに気がついて、途中で止めたのですが、今日も結局時間の余裕ができなくて、行けずに終わってしまいました。 もっと遠いところの展覧会で、どうしても行くぞと、心に決めていくのであれば、(戻ってくるのにも時間がかかることを想定しながら)結構早目に家を出て、余裕をもって出かけるのですが、意外に街中の大学内ということになると、この午後4時という時刻、なかなか曲者です。
普通の美術展ですと、早くて午後4時30分までに入れば、間に合う時刻ですので、この30分、私にとっては魔の30分であったように思いました。 特に12月、この時期は、心してかからないと、余計なことで時間をくってしまいかねません。
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