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■ 『Hable con Ella』
満月の横に火星。赤さが増してきたような。
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そういえば、ココに引っ越して来て以来、いわゆる新作の映画を借りて見たことがなかったなぁーと、ふと気が付く。というのも、ココんちのテレビ、画面の横にボタンがずらーりと並んだレトロなSONY。たぶん、20年くらい前のモノ。まだ現役だっていうのも驚きだけど、ルームメイトのヒトはすっかり情が移ってしまっているらしく、買い替えるつもりはないらしい。
しかし、DVDがつなげない。でも、どうしても見たいのがあったから、iBookにスピーカーつないで見る事にして、ビデオ屋へごー。
『The Pianist』と『Hable con Ella』を借りて来た。
『Hable con Ella』監督は『Todo Sobre Mi Madre』『La Flor de Mi Secreto』のペドロ・アルモドバール。この2作は女性を描いた映画だったけど、こちらは、意識不明の状態に陥った女性に思いを寄せる二人の男性にスポットが当てられている。
アルゼンチン人のMarcoは、マッチョなタイプの男だけど涙もろい。でも、めそめそ泣くとかそういう類いではなくて、繊細なのだ。監督のコメントによると、美しいモノに心を動かされて流すミステリアスな涙なのだそう。彼と関わる他のメインの登場人物3人は、彼が泣いているところを目撃して興味をそそられるっていう設定がおもしろい。
アルモドバールお得意の屈折したメロドラマ的なストーリーは好きなタイプでないけれど、色彩感覚は実にステキ。病院や刑務所をあんなにオシャレに仕立て上げるセンスは彼ならでは、ではないかと。っていうか、スペインにはあんなインテリアの病院があるのだろうか???
来年公開の『La Mala Education』の主役は、あのガエル・ガルシア・ベルナルくん@y tu mama tambienらしいので、ある意味とっても楽しみ。すごーく楽しみ。
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北アメリカで停電騒ぎ。どうなってるの?
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カナダとアメリカで罪のなすりあい中。
2003年08月14日(木)
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