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■ 中南米からのメール2通
今年の一月にシェラという街のスペイン語学校の寮のようなところで、日本人のオーナーと学生の為に夕食を作るっていう条件で、宿泊費と食費がフリー、授業料が割り引きという結構割のいい仕事を見つけた。そこで出会った60才の日本人の男性からメール。なんでも中米関連のエッセイ集を出版されたらしい。
そのくらいのお年で一人旅をしているというミステリアスな部分に非常に興味があったけど、土足で踏み込んでいくようなことはしたくなかったから、じっと我慢していた矢先に、ご自分からいきさつを話してくださったことがあった。
なんでも50を過ぎたあたりから、同年代の知り合いのヒトたちが過労から倒れたりというようなことがあり、自分の人生を見直してみたいと思うようになられたとか。彼の決断は結局、家族を巻き込むことになってしまったから、今の生活を100%楽しんでいるわけではないということは、彼の言葉の端々から伺えた。
さすがに食事のほうは和食が恋しいらしく、他のホテルに泊まっているにもかかわらず、週に2度ほどは私のごはんを食べにきてくれたり、隠し持っていたおもちとかわかめとかお裾分けしてくれたっけ。今頃はどの辺を旅されているのかな?
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そういえば、ブラジルからウルグアイ入りしたバディ、大変な目にあったらしい。カメラを買おうと歩いていたところを私服警官に止められ、ニセ警官だと思って振りきって逃げようとしたら、ホンモノで、提示を求められたパスポートの写真と実物があんまり違うってことで疑われ、手錠をかけられて警察に連行されたうえ、いちゃもんつけられ持ち金を没収されたという、いかにもラテンアメリカらしいエピソード。
まあ、彼のとった行動も理解できるけど、あの辺りの警察官って給料安いから良からぬことを考えているヒトも多いそうで、つけいられることがないように、とりあえずは伸び放題の髪の毛ともみあげを切ることね♪というメールを送る。だって、あのパスポートの写真の彼、どうみても同一人物には見えないし。
2001年12月05日(水)
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