2007年10月04日(木) |
<映画感想>天然コケッコー・包帯クラブ |
最近映画を結構観に行っています。 今まであまり映画を観る方ではなかったので観ること自体が 私にとってはなかなか新鮮なものです。 ただ映画館に観に行くのは、家でビデオ鑑賞するほど映画好きじゃないからというのもあります(^.^;)それとやっぱり映画館で観た方が迫力ありますしね。 そんなわけで、最近観た映画の感想です。
■天然コケッコー■
原作は少女漫画界の巨匠、くらもちふさこ先生の王道少女漫画。 ただし私は原作は未読。 田んぼがいっぱいの里山で天然素材に囲まれて育った主人公そよちゃん達の おだやか学校ライフに、東京から転校してきたイケメンだけどちょいひねくれ者の大沢君が加わって・・・?!
ちょっと不便だけど大好きな自然に囲まれて健康的に育ってる子供達が とても気持ちよい。田園風景もすてきです。 ご近所づきあいはちょーーっとウザい面もありそうだけど、 山に囲まれて、ちょっと行けば海にも行ける。ローカルな電車も走ってる。 我慢しなくちゃならないことも多いだろうけど、自然と共に過ごした日々は みんなが大人になってもきっと、心の糧となって大事に残るでしょう。 そんな何気ない日々を大切に思う気持ちがとても愛しく思える作品。
主人公のそよちゃんがとにかくかわいい! 純粋で、ちょっとちゃっかりしてて、人想い。 イケメンの大沢君とのなんとなく恋人同士?みたいな すっきりしないけど自然に手をつないだり出来る関係も微笑ましい。 しかし大沢君、確かにイケメンなんだけど家庭環境に少々難ありなせいか、 はたまたもともとの性格なのか時々その言動人として冷たくない? みたいな事をしたりすることがあって(しかもフォロー無し) つっぱってるけど本当はいい子なんじゃん、というように思えないまま 映画が終わってしまったので最後まで好きになりきれないのが惜しかった。
…と観終わってから仕事場の先輩に感想を述べたら 「くらもちさんの男はみんなそういうヤツばっかりだよ、 冷たくて悪い男みたいな感じでフォロー無し」と言われたので そうなの?!(@_@;)とびっくり。 そんなわけで、原作を知らない私としては気に入らなかった 大沢君というキャラも見事に表現しきっていたと言う点で、 もしかしたら原作ファンにはとてもいい映画なのかも知れないです。 後から仕事場にあった原作を読んでみたらお話自体も 忠実にやってるようでしたし、キャラクターもかなりイメージに合ってたし 映画としてかなり良くできていたと思いました。
映像もステキだし、音楽もよかったです。佳作♪
■包帯クラブ■
柳楽優弥、石原さとみほか人気俳優が多数出演の堤幸彦監督の話題作。 さすが堤さんだけあって画像としてのセンスはさすがと思いました。 映像の色がキレイ。カットが解りやすい。 ただしお話としては展開が大変解りやす過ぎたり また音楽が今一つ・・・。 とてもきれいなアコギにハミングの主題曲なんですが、 ここはハミング入るとうるさいよ…(="_=)というシーンでも 音楽のみ、ということがなかったりして気になってしまいました。 ちょっと耳障りに感じてしまったのがもったいない。
キャストも「高校生なのはちょっと違和感があるよな…」(=.=;) と思われる人が入っていたり 人の心の傷の原因になっていたものに包帯を巻いて癒すクラブ活動、 というのは人のためになって良いけれど、その巻いた包帯を そのまま放置しといたらそりゃー世間様の迷惑になるだろうから 用が済んだらすぐ取っとけよ・・・と思ったり 話の爽快度からするとちょっと低め★ 今まで優等生風の役が多かったように思う柳楽くんのガラ悪そうな(エセだけど)関西弁、かなりのお坊ちゃんだけど汚らしい格好、数々の奇行など なかなか新鮮みはありました。まあ、それが観たくて行ったんですが。 石原さとみちゃんともなかなかお似合いでよかったです。
もちろん彼はじめ主要キャラみんな心に傷を抱えていて、それを クラブ活動で少しずつ癒されていくのだけど 見終わった後で心から「うんうん、良かったねえ君たちこれからも頑張れ!」 と清々しい気分で出てこれなかったのはなんでなのか・・・。 思春期まっただ中の中高生向きにしたかったからなのか、 最後に流れる主題歌が高橋瞳だったんだけどいかんせん歌詞が子供っぽい。 そこでちょっとテンションが下がるんですよね。 とにかくこの映画に関しては音楽がもう一つでした。
しかし柳楽くん、かなりぶしょったかった(静岡弁で汚らしいというか不精者っぽいという意味・笑)けど目ヂカラ健在! 暗い中でもはっきり意志の見える、ほんとに素晴らしい目を持ってますね♪ 彼の目ヂカラはいつかまた世界をあっといわせるんじゃないでしょうか! …ただ、いつも白目がスッキリ白くなくて充血気味だったのが惜しかった★ 花粉症だったんですかね? そんなわけで、こちらは佳作・・・とはいえない感じでしたかね★
しかしひどいんですよ静岡の東映は!!なにしろ CMなどでもメインに使われていた柳楽くんの「よっしゃオッケー、逃げるで」のセリフのシーンがぶち切れだったんですよ!何を見に行ったかって、柳楽くんのそのセリフを他の映画見に行った時の予告で見て、それが聞きたいが為に行ったようなものだったのにその肝心なシーンが切れてるってそりゃどういうことだみたいな!! 今時こんな映像が悪い映画めずらしいよ(=_=#)しかも公開からまだ2週間足らずなのに!あーこれにはほんとムカついたわー。
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