2005年04月27日(水) |
映画を観てきました〜オペラ座の怪人〜 |
オペラ座の怪人をやっと観ました。 観に行った人達からは「すっごいよかったよ!早く観な!」と言われていたのですが、 なかなか都合がつかずとうとう上映最終日になってしまった☆
劇団四季が地方ロングランというものを初めて開催したのが我が静岡で その記念すべき第一回目の演目が『オペラ座の怪人』という縁もあり、 何気に静岡の人は『オペ怪』通(笑)。この映画の視聴率?も静岡は高かったはず(^.^)
で、映画ですが。 観てる最中、舞台版も観た他の人からもらった忠告が頭の中をぐるぐるぐる。
「ミュージカル部分、英語詞で歌ってるはずなのに“劇団四季ver.”(つまり日本語)で聞こえるんだよ!」 劇団四季のバージョンの歌はですね、なんというか歌詞が絶妙で。 妙に心に残り、何かにつけ口をついて出てくる恐ろしいウィルスのような強さを持っているのです。(笑) そんな調子で忠告どおりこの四季ver、映画を見てる最中頭の中を流れる流れる。 映画は字幕で英語詞なのに!なぜか聞こえ来る 『むーねーにひーびく〜うたーごえ〜♪』や 『マスカレード!仮面舞踏会〜♪』(マスカレードはもともと仮面舞踏会だっちゅーに(笑) おかしいな、私映画見てるのに!A(-o-;) …としばしば失笑してしまう、なかなかおもしろい映画でした…って、そんな笑うとこじゃないですからー!(^.^)
ともあれ映画はですね、劇団四季で見た舞台版で描き切れなかった 細かい感情のうつろいなどがキチンと描かれていて解りやすく。 舞台版だと怪人にけっこう感情移入してたんだけど映画だと 怪人の孤独な狂気には同情できなかったり。 しかしクリスティーヌとラウルにはな〜、映画でも舞台でも あんまり感情移入できなかったです☆ なんかコイツら自分達ばっか盛り上がってんなー(-_-)みたいな感じで。 舞台版を見た限りだと、ラウルとクリスティーヌはあの後結婚したものの結婚生活は長くはなく 若くして死別したのかと勝手に思っていたんですが (なぜそう思うかというとOPオークションの場面で老人となったラウルが あまりに寂しげで、あまりに懐かしげにクリスティーヌの事を話してたので) 映画のラストでは二人は長いこと連れ添って、しかも彼女が死んだのはつい最近じゃん!なーんだあ!(+_+) と何となく肩透かしな気分になってしまった☆ 美術、演出などは素晴らしい出来だと思ったけど見せ方が所々タイタニックを彷彿とさせるのうと思ったし ちと話が軽く感じるかなあ??そこがハリウッドチック??とかも思えたです。
正直な話、この「オペラ座の怪人」、舞台版を観たときからどーも 話自体はとてもよくできていて、とても面白いテーマだとは思うんだけど 私の頭の中では3分の2くらい『スッキリしない感』があって。 どうも私にはここの登場人物たちには共感できるところがないらしいです。 だから感情移入ができないんだと思う。特に主要3人に。 どっちかというとクリスティーヌの親友とその母の方が人間として理解できる人物に思えるので あの人たちに関しては映画の中でも親身に考えられた感じです(^.^)
結論!!う〜ん、映画は映画として大変面白かったし素晴らしい出来だったしストーリー的にもスッキリしたけど、 やっぱ舞台版として作られただけあって、舞台で見るほうが楽しい♪(^0^) ミュージカルは映画じゃなくて生が良い、ってとこですかね! 今回映画を見て、「舞台版はよう出来てたんだなあ」とちょっと見直した私だったのでした。
それにしても怪人の胸毛はすごかったねー・・・(笑)
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