思い立ったが吉日

2004年05月26日(水) 狙い撃ち

初夏を思わせるような陽気の中、てくてくと銀行へ向かう。
吹き付ける風の心地よさに、このまま何処かへバックレようか・・・なんて誘惑に駆られつつ地下道へ潜るべく角を曲がる。
そこには某大手都市銀行に併設された宝くじ売り場があり、例の街頭宣伝が流れているのだが今日はやけに静まり返っている。

まだ10時前だからテープ流さないのかな?
な〜んだ。せっかく諏訪部さんの声が聴けると思ってたのに。ちぇっ。

カウンターの傍に置かれたラジカセを見つめながら、その場を通り過ぎようとした時。


「ご通行中のみなさ〜ん。ドリームジャンボ宝くじ、ただいま・・・」



き、きたーっ!!



その瞬間、ワタシの心臓は見えない弾で撃ち抜かれた。


不意をついて流れてくる美声に心拍数がいっきに跳ね上がる。
ヤバイ・・・。
あまりの衝撃に動悸がしてきた。
マジで胸が苦しい。助けて、お母さん!
気分はまさに『C翼』のガラスの貴公子・三杉 淳の う、心臓が・・・っ! 
だよ〜(><)


いまだ動悸が治まらない胸を押さえつつ、地下道への階段を下りながら、美しいもの(好きなもの)って時には凶器になるんだなとしみじみ思いましたよ。
こうして日記を書いている今も、思い出しただけでドキドキしてきた。


来週また銀行に行く用事があるのだけど、こんな調子で無事に生きて帰って来れるのかな。


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近江まほ [MAIL]

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