思い立ったが吉日

2004年05月12日(水) 終わりの始まり


コ○○ト文庫史上にサイキック・○モ・アクション大河ドラマというジャンルを開拓し、燦然と
輝く金字塔をおったてた長編作品『炎の蜃気楼』がついに完結。
4月の終わり頃に発売されていたのですが、ちょうどスパコミ前でバタバタしていた為に、
その事をすっかり忘れてまして、本日ようやく購入しました。


発売から10日近く経っていた所為か、近所の本屋は軒並み売り切れ状態で一瞬焦りまし
たが、市内中心部の大型書店には平積みされてました。しかも完結を記念してフェアまで
やってるし・・・。
近所の本屋でもフェアをやってたけど、だったら最終巻の在庫を切らしてんじゃないよ! 
と思ったのは内緒(笑)


で、件の『炎の蜃気楼』ですが、この作品と出会ったのは今を遡ること14年。
忘れもしないあれは高校3年の秋でした。
当時ワタシは受験戦争真っ只中で、短大の推薦を受けれるかどうかの瀬戸際だったのです
が、日々の本屋巡りだけは欠かさないという不真面目な受験生で御座いました。

その日も学校から帰る途中に本屋に立ち寄り、○○ル○文庫の新刊のコーナーに向かうと
東城和実さんのイラストがババーンと視界に入りまして、もともと日本史が好きだったのも
あって、帯に書かれた武田信玄だの闇戦国だのという言葉にまんまと引っか
かり、そのままレジに直行。家に帰ってから勉強そっちのけで読み耽ってました。


以来14年間。次第にハードになっていく内容と終わりの見えない展開に、途中何度か読むのを
辞めようと思ったのですが、ここまできたら最後まで見届けなければという妙な使命感に
駆られましてねぇ。あのダメダメ忠犬・直江信綱の行末が気になって気になって・・・。
このまま愛する高耶ちんと無事に添い遂げられるのか心配で。
だってこの2人って傍で見ていてハラハラドキドキ。こっちの心臓の方が止まっちゃうよー! 
みたいな展開ばっかりなんですもの。
400年の年季の入ったオジャマムシやデバガメも居ますしね。


こう云っては何ですが、ワタシこの作品が本当に完結するとは思ってませんでした。
いや、だってシリーズを完結させないまま、コ○○ト文庫を卒業しちゃう作家さんがいらっ
しゃったものですから。
ここでは敢えて名前を挙げませんが、アレとかコレとかソレとか諸々の続きはどうなったん
ですかーっ! って叫びたい。<もう叫んでるじゃん。

桑原先生も途中から他のシリーズを始めちゃうし。先生の場合、ずっと○バ○○文庫
でしたけど。なので、このまま延々と続いていくのかな〜と思ったわけですよ。

それがまあ、奥さん聞いてビックリ。
14年という長い年月を経て、このたび目出度く完結したじゃありませんか。
いや〜、良かった良かった。
これで安心して『炎の蜃気楼』から卒業できるわ・・・て、まだ「邂逅編」が終わってません
でしたね(苦笑)



本編は終わった(まだ読んでない)けど、これからも上杉景虎と直江信綱とのお付き合いは
続いてゆくのねん。


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近江まほ [MAIL]

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