小浜島旅行 - 2013年11月07日(木) 前日の日記に書ききれなかったので、続きです。 (小浜島旅行の写真を紹介します) こちらは宿泊したホテル「はいむるぶし」。 ゲートを入ってからフロントのある棟まで結構遠いです。 敷地面積は東京ドーム8個分だとか。 普通はレンタルカートで移動します。 (免許のない私たちは徒歩か送迎車のみですが…) あまり有名ではないように思いますが、リゾート開発は進んでいて、 島の面積の5分の1を、島内の二大リゾート(はいむるぶしと星野リゾート)が占めています。 因みにはいむるぶしは今年オープン35周年という、割と古いホテルです。 写真は、はいむるぶしセンター棟の正面入り口にいるシーサー。 ハイビスカスをくわえる姿が愛らしい。 随所におもてなしの心が感じられる、素敵なホテルです。 宿泊棟は大抵、平屋か2階建てくらい。 ところで、なぜこんな辺鄙な?ところへ行ったかと言うと、 楽天トラベルのセールでたまたま1泊2名1,000円という破格価格で予約ができたからなんです。 でも、折角だからともう1泊したり、飛行機代がかかったりするので、 果たしてお得だったのかどうか(笑)。 でもこんな縁でもない限り、なかなか行かない場所だと思うので、いい機会でした。 それに飛行機代がかかると言っても、スカイマークが成田から石垣島まで飛んでいて、 片道一人1万円で行けるので、随分安いです。 考えてみたら、「のぞみ」で東京から大阪まで行くのより安いし。 ミラツアで狭〜いビジネスホテルに泊まりなれている私たちには、もったいないくらい広い。 そしてなぜか、高級スピーカーが備え付けられていました。 たぶん、もともとヤマハが開発したホテルだったからなのでしょう。 (今は三井不動産系列に事業譲渡されています) ハンモックが架けられているところもありました。 ホテル内に水牛って…すごい(笑)。 この水牛の「太郎」さんは、由布島で観光用の水牛車を引いていた水牛さんで、 引退してこちらで余生を送っているのだそうです。 こちらは朝撮った写真ですが、陽が高くなると気持ち良さそうに沐浴する姿が見られます。 マリンプレイを楽しむのもよし、テラスで優雅に冷たい飲み物を飲むのもよし。 さすがに水がきれいです。 砂浜には小さいヤドカリさんがたくさんいました。 カメラだけ水中に突っ込んで適当に何枚か写真を撮ってみました。 すると、たまたま魚影が写っている写真が。 低い位置に雲が出ていて、島影がよく見えませんが、 西表島の向こうに夕陽が落ちたところです。 三日月と、その右下に金星が輝いています。 有料でガイドつきのナイトツアーが開催されています。 こちらのヤモリをはじめ、ヤエヤマオオコウモリ、コノハズクなど 珍しい動物を見ることができました。 夜、星を観にビーチまで行く途中、道路にでっかい蟹が何匹もいて驚きました。 あと、これもでっかいヤドカリが普通に道路を闊歩してました。 それから、見たこともない巨大な黒いナメクジとか。 その名も「のんびり半日カヤックツアー」。 二人ともカヤックは初めてです。 この日は他の参加者がいなかったので、 インストラクターのお兄ちゃんが一艘、私たちが二人乗りで一艘で出発。 この日は風が少しあったせいもあってか、全然カヤックが進まず;; 「ここまで20分のところを倍かかってますよ〜」 などとお兄さんに叱咤され、ぜいぜい言いながら大変な思いをしてようやくポイントに到着。 どこが「のんびりカヤックツアー」なんだと、「超過酷カヤックツアー」じゃねえか!と、 日ごろの自分の運動不足を棚に挙げて突っ込みたくなることしきりでした。 因みに↑の写真は帰りです。前方に出発地の小浜島が見えています。 結構遠くまで漕いで来てるでしょ? 時間は短かったですが、一応シュノーケリングも楽しめました。 海の色はとてもきれいなんですが、透明度が期待していたほどではなかったような…。 昔、仕事でロタ島(グアムとサイパンの間)に行った時に見た 海とカラフルな魚たちの印象があまりに強すぎたのかも…。 (仕事で行ったくせに、3回もシュノーケリングしたオレ…笑) シュノーケリングのみのツアーに参加すれば、 もっといいポイントに行けたのかもしれませんね。 黄色いのは、後日調べたところ、ヒフキアイゴという魚のようですね。 鮮やかな色をしていますが、夜は茶褐色になるそうですよ。 因みに今回、シュノーケリングをするということで、水中でも使えるカメラを調達しました。 ペンタックスのWG-3というカメラです。 2万円台のカメラにしては、水中写真も撮れるし、衝撃にも強いし、なかなか優秀。 起伏が多いし、日差しが半端なく強いしで、こちらも結構過酷なんですけどね、「電動」なのが救いです。 初めて電動自転車に乗りましたが、坂道では全然違いますね。 ↑の写真は、「シュガーロード」と呼ばれる島内随一の景勝地。 さとうきび畑を渡る風が気持ちいいです。 この道をまっすぐ行った先に島の集落があります。 私は観てなかったですが。 こちらの「こはぐら荘」は、そのロケ地だったそうです。 民族資料館…と言っても、個人の家の一角を改装したような場所で、 古い民具などを展示している非常にこじんまりとした資料館です。 一応入館料200円払うんですが、中に入っても誰もいないし、 ???と思ったら、小さな箱が置いてあり、 どうやら勝手に払い、勝手に見学するシステムのようで。 でも、実は奥におばあちゃんがいたので、色々お話をうかがうことができました。 古い生活道具についての説明とか、戦争の頃の話とか。 小浜島の島内では戦闘はなかったそうですが、戦時中はやはり大変な思いをされたそうです。 食べ物がなくなると、ソテツの実を食べ、それすらなくなると、 今度はソテツの幹を砕いて澱粉を絞り、おかゆのようにして飲んだのだとか。 島なんだから魚とか捕れないのかなと単純に思ってしまいましたが、 敵機の機銃掃射の標的にされてしまうので漁にも出られなかったそうです。 話好きのおばあちゃんのようで、次から次へと語ってくれて、ありがたかったです。 逆に私たちがレンタサイクルの返却時間を心配し始めるくらい(笑)。 こちらの写真はその資料館の一角に展示されていた昔からの技法で織られた衣類です。 左端のは芭蕉布で、染色していない自然の色だそうですよ。 芭蕉ってバナナの木かと思いましたが、食用のバナナとは少し違うそうです。 頂上までは階段があるので、自転車を停めて登ってみました。 やっぱり海の色がきれいです。 正面に見える島は無人島の「カヤマ島」、その向こうにうっすら山が見えているのが石垣島。 午前中のカヤックではこのカヤマ島のすぐ脇まで漕いで行きました。 こちらは島内サイクリング中に入った集落のカフェにて。 白いのは島バナナジュース、黄色いのはパッションフルーツのジュース。 島バナナは普通のバナナより少し小さい、沖縄特産のバナナです。 非常に稀少なのでほとんど外地には出回らないんだそうです。 その島バナナのジュース、とっても濃厚でめちゃくちゃ美味い。 バナナの自然な甘みと、バナナとは思えないくらいのコクがあります。 生クリームでも入っているのかなと思うくらい。 聞いてみると、牛乳は入っているそうです。 そう言えば、ホテルの朝食で出た石垣島産の牛乳が濃厚な感じだったので、 このジュースに入っている牛乳もそういう牛乳だったのかもしれないですね。 それにしても、バナナの味も濃くて、これは飲んでみる価値があります。 バナナに対するイメージが変わってしまうくらいの体験でした。 島内には居酒屋さんがいくつかありますが、観光客が多いので、 どの居酒屋さんも予約すると、ホテルまで送迎してくれます。 私たちがうかがったのは、「サヌファ」というお店。 どのお料理も美味しかったのですが、一番気に入ったのは、この珍味三点盛り。 島らっきょうに、豆腐ように、もずく。 もずくは本当は海ぶどうだったんですけど、行った時には品切れで…残念。 島らっきょうと豆腐ようは初めて食べましたが、すごくウマイ。 酒に合いますね。 豆腐ようは、泡盛の風味がよく効いていて、 もうこれだけあれば、延々とチビチビできる感じ(笑)。 でもね、夜は夜で星空撮影をする気満々なので、ちゃんとセーブしましたよ。 帰る日、石垣島でお昼を食べたお店にあったので、注文しました。 味はただ塩辛いだけのような感じもしますが、ぷちぷちという食感がたまりません。 新鮮でないと、なかなかこういう食感は味わえないようですね。 沖縄で食べられてよかった。 煮込んだ豚肉の細切りとかまぼこが入っています。 豚肉は三枚肉でラフテーのように煮込んであるんですが、 ちゃんと皮まで付いたお肉なんですよね。これがうまい。 中国でも豚の煮込み料理は皮付きのものを好んで食べますが、 やはり沖縄と文化的に近いんでしょうかね。 そう言えば、一日目の夜にはいむるぶしで食べたラフテーも超美味でした。 かまぼこも魚の味が濃くて美味しかったです。 今回の日記はやたら長くてすみません。 小浜島で星空撮影もしたので、その写真は次回載せたいと思います。 それより! ミラージュの昭和編がいよいよ始動するそうですが、 今度のコバルトでは「炎の蜃気楼完全読本」というのが別冊付録で付くそうですね! 他にもプレゼント企画があるようですし(桑原先生のHP参照)、楽しみです。 それでは。 次はそんなに間を置かずに出没し…たい。 ...
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