おおみち礼治のてくてく日記
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2008年06月08日(日) 石油高騰

 アメリカ経済が減速して消費が減れば石油(原油)の消費も減る。
 そうなれば石油は値下がりするはずだが、実際は値上がりしている。

 穀物もそうだけれど、あまり値上がりしては生きてゆけなくなるような物への投資はある程度規制してもらいたい。

 石油の値上がりは投機的な要素が強いと言われているのだけれど、彼らを取り締まることはできない。なぜなら、世の中を動かしているのは金持ちだからである。金持ちがファンドに投資をして金を稼いでのだから、彼らが損をするような規制は実施されない。

 なぜ、石油なのかというところから見えてくるのは、石油がどうしても欲しくて購入しているのが国家だからである。買わざるを得ない理由は、戦争にある。
 世界中で戦争準備が行われており、そのための石油の確保は必須となる。国単位で石油を買うのだから、金額は膨大なものになり、当然、金を稼ぐ目的の人たちは群がって、さらに価格を押し上げることになる。

 ヘッジファンドは、相手がいかに困ろうとも知ったことではない、とにかく金さえ稼げればいいのだという精神性において、詐欺師と似ている。そういう人たちが経済を動かしているとするなら、世の中が良くなるわけはない。

 現在の石油価格の高騰は一時的なことで、いま辛い時を乗り越えれば、やがて価格も落ち着いてくるだろう、という観測は当たらない。先物取引で、8年後まですでに買われているというのだから、今後いかに高騰していくか予測される。

 戦争は突然、起こる。
 戦争準備中に、戦争やりますよーなどと誰も言わない。危ないのは中○で、民衆の不満が爆発して、矛先が政府に向いた場合、「いや、あいつが悪い」と指さされるのが日本である。台湾かもしれないが、どちらにしても他人事ではいられない。

 誰かを悪者にすればいいのではなく、そうなったとき自分は大丈夫なようにしておくのが大事でありましょう。


おおみち礼治 |MAIL

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