おおみち礼治のてくてく日記
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2007年03月24日(土) 自然な営み

■<代理出産>向井亜紀さんの双子、最高裁が実子とは認めず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070323-00000049-mai-soci
■<代理出産>向井さんブログに心情「気を抜くわけには…」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070323-00000094-mai-soci

 法律の話として限定するなら、プロの判断を素人がとやかくいえるものではない。裁判官より法律に詳しいのか、ということになる。

法律がおかしいというなら、その法律を決めたのは誰か、法律を決める人間を選んだのは誰か、といえば、我々国民である。

 よくテレビ番組で、様々な事例を紹介し、弁護士さんが有罪か無罪か、なんてやっているけれども、全員の判断が一致する方が珍しい。人によって結果の異なるものが、そんなに大事なのだろうか、こだわるものなんだろうか。地域や時代や、人によってコロコロ変わるものに、安心して任せられなどしない。

 法律なんて、宇宙の端っこ(かどうか知らないけど)にある小さな星の表面にはびこる、自らを人間と称する生き物のなかで、小さな島国に住んでいる生物が決めた、2007年3月時点でのルールに過ぎない。(笑)

 それ(法律)がなんだというんだろう、とすら思う。いや、もちろん、現時点で、人間の小さな社会に必要だろうし、絶対ではないから無視していいなどとは思いませんけどね。

 子どもは子どもだ。

 それが法的に実子であるか養子であるか、その判断によって扱いが変わるようでは考えものだが、

> 「特別養子縁組」が認められるなどすれば、日常生活に大きな支障はないとみられる

 そうだから、おとなしくしていればいいと思うのですけどねえ。まあ、ここまで騒がれると、引っ込みも付かないでしょうけれども。

 もうひとつは、なぜ賛否両論の、問題が含まれる代理母出産などという方法があるのかといえば、一言でいえば、お金が儲かるから、ですね。
 携わる医師も、お腹をかしただけ、という女性も、ビジネスでやっているわけだ。そこに生命倫理が…などといっても通用しない。だって、ビジネスなんだもん。

 代理出産などしなくとも、人間は存続してきた。アメーバの頃をいれれば、何億年とそうやって自然の法則が生かしてきた。

 それを、個人の都合や想い――まあ、エゴですね、エゴで生命をいじくって、あえていうなら不自然に産ます行為を見ていると、母子ともに、おもちゃじゃないんだから、という感じはする。エゴではいけないのか、という話はまた別の機会に。

 なぜ自分はそうなのか、産める身体ではないのか、それがどんなに不都合なことであっても、その人にとってはそれが自然であり必然なのだから、そこの理由が分からないまま、ただ現象を変えようとしても間違う。自然に反する、無理のあるものが、伸び続けられるものではない。



 そうそう、ご存じでしたか?
 現在では、体外受精で生まれた子どもは、65人に1人にのぼるそうな…。

■体外受精児、65人に1人 一般女性の正解11%
http://www.asahi.com/health/news/TKY200701180266.html


おおみち礼治 |MAIL

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