おおみち礼治のてくてく日記
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2002年12月09日(月) ●ゼロの目

●ゼロの目
 なんだろうねぇ、と思ったんだけど、某テレビニュースで北朝鮮の軍隊の訓練を撮影したというVTRを流して、異常だ異常だ言うのですね。<キャスター
 軍隊が訓練するのは当たり前であって――端的に言って人殺しの訓練をしているんだけど、それは北朝鮮だけではなく、日本(自衛隊だけど)でもそうだしアメリカでも韓国でもそれはどこでも同じである。
 北朝鮮だからなんでも異常と言いたいのか、訓練の内容が硬気功のデモンストレーションのようなものだからか(女性がビール瓶割をしていたのにはびびった)、ともかく、キャスターは目が曇っている。

 なんだったか、名前をど忘れしてしまったが、以前、漫才の席で寝ている人を連れだして揉めたことをマスコミが取り上げて騒いだことがあった。
 そのときの師匠がインタビューに答えて(騒ぎ立てるマスコミに対し)「騒ぐだけ騒いで死ね」と言っていたことを思い出した。
 まあ、そういうものなんだと思う。
 物事を正しく見る――左右どちらにも偏らず、ゼロの目で見ていれば、なにいってんだというところが見えてくる。事件事故の犯人に対し、しょーもないとか馬鹿だとか言っているだけで済ましていませんか? 偉そうで申し訳ないのだけれども、対象が移り変わっていくだけで、言っていることが、ずーっと同じでは何の進歩もないのだ。一緒になって騒いでいてもしょうがない。事件の裏側や、働いている法則がすっと見えますか?


おおみち礼治 |MAIL

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